【日本ダービー予想2017】今年は”青葉賞組”からついにダービー馬が?!

気づけば2017年ももうすぐ半分だ。春のG1シーズンも後半戦、早いもので今月最後のG1はいよいよ日本ダービーが開催となる。まだ少し早いが、簡単に今年のダービーを考察してみたいと思う。

今年は春のG1シーズンはキタサンブラックが勝ったレースを除いては比較的波乱の決着が多い印象がある。今年はダービーでは注目の皐月賞組も大波乱の決着となっており、皐月賞の上位組をそのまま鵜呑みにするのも少々危険な感じがしてならない。

皐月賞で7着に敗れた1番人気ファンディーナは休養、11着に敗れた2歳王者のサトノアレスもダービー回避と、データ的には好走することが多い皐月賞組も今年は何だか心許ない。今年の皐月賞は思った以上に体力を消耗するレースだったし、各馬のダメージの心配もある。

今年はついに”青葉賞”から勝馬誕生か?

こうなると今年は別路線組も注目したくなる。過去に一度もダービーを勝ったことがないトライアルの青葉賞組は、例年通りなら勝馬が出るなんて予想はしなかったが、波乱ムードの今年は期待してみてもいいかもしれない。

今年の青葉賞組の勝馬はアドミラブル。この馬は過去の青葉賞の中でもかなり強い勝ち方をしており、期待してもいいレベルにある。前走青葉賞では3~4コーナーでは前が加速していく中で後方外から押し上げていき、ロスを作りながらも最後は2着馬を2馬身半差も引き離す完勝だった。今年の3歳牡馬の世代レベルなら、アドミラブルは十分世代の頂点を狙えるレベルにあると思っている。

この春は色々な事があった。天皇賞春は1番人気が過去10年連対ゼロという1番人気不振のジンクスがあったが、見事に1番人気のキタサンブラックがディープインパクトのレコードを破り新記録達成Vを果たし、皐月賞では若手騎手の松山騎手が9番人気のアルアインで低評価を覆す初のG1制覇を果たすなど、今年は波乱も多いだけでなく、ジンクスが破られたり新たな記録達成など、新風が吹き込んでいる感がある。過去に1度も勝ち星をあげれていない青葉賞組がダービー制覇を果たすなんてことがあっても不思議ではないような気がする。

「青葉賞馬はダービー馬にはなれない」このジンクスが破られる日が、ついに今年は来るかもしれない。