【JRA】粒ぞろいのディープインパクト産駒最終世代

早逝した大種牡馬ディープインパクトの最終世代が3歳世代を迎え、各地のクラシックを賑わせようとしています。シンザン記念を制したライトクオンタムは大外一気の勝ちっぷりを見せ、武豊騎手、武幸四郎調教師のタッグで大舞台へ参戦となるか先々が期待されています。

欧州では2歳G1のフューチュリティトロフィーを圧勝し、筆頭格といえるオーギュストロダンが明け3歳となってどこまで昇り詰めるのか期待が高まっています。イギリスダービ―の大本命ともいえる期待を背負っており順調に出走にこぎつけてほしいところですが、未出走の馬の中にも良血のディープインパクト産駒が欧州にはまだいます。

牝馬のアズマニヤはアガカーン4世殿下の自家生産馬で、管理するウェルド調教師はアイルランドを代表する名伯楽の1人です。また同じくアイルランドのオブライエン厩舎所属のドラムロールは、母が2011年の欧州最優秀2歳牝馬のメイビーという血統背景で、日本でも産駒が走っているサクソンウォリアーの全弟という期待馬です。

イギリスでは牝馬のサラハミストが注目で、馬主がゴドルフィン、管理する調教師も海外G1でおなじみのC・アップルビー厩舎で、イギリスで2年連続で首位を獲得している一流調教師です。

血統面でも注目で、母系にガリレオが多い欧州の繁殖牝馬の中でも、サラハミストの母の父はシングスピールということで、日本でもなじみのある血統背景となっています。欧州のクラシック路線に乗れるだけのポテンシャルがある馬たちだけに、ディープインパクト産駒の最後の衝撃を期待しつつ、最終世代の活躍に期待したいですね。