WIN5を場外で買えるようにしたJRAの評価すべき改革

WIN5が発売されてもうずいぶん気が付けば経つ。その中で在宅投票システムでしか、購入出来ない事に疑問を持った競馬ファンも多くない。これは普段、在宅投票システムを利用する競馬ファンですら、競馬場に遊びに行った際に、窓口や券売機でWIN5を購入出来ないのに何故なのか?と思った人も多いはず。

幸いな事に即パットで購入できるので、I-PATを持っている人にしてみたら、競馬場に行っても安心して購入できる。しかし、裏を返せば、I-PATを持っていない人は加入しないと、永遠に購入出来ない。こんな不公平があっていいのか?

この問題にJRAは、将来的には券売機の発売も検討事項と発言するにとどまっていた。これには首を傾げる競馬ファンも少なくない。3連単馬券を導入した際、JRAは馬券売り上げの伸び悩みに泣いた。3連単は上手くいけば少額でも高配当を手にする事が出来る為、レートを落として購入する競馬ファンが続出。JRAはまさに絵に描いた餅に終わってしまった苦い過去を持つ。

それを考えれば、WIN5は当然、全面解禁が一番いいのだが、JRAは慎重だった。在宅投票システムに限定しての発売となった。手軽に楽しめないと言った声が当初からあがっていた。そこでJRAは限定ではあるが、WINSでWIN5の発売を始めた。

WINSの中でもエクセルフロア「i-Seat」の席でだけWIN5が購入できるというもの。やはり場外でWIN5が購入できるとあって人気は高い。JRAがまず、場外発売で突破口を開いた。これは、JRAの改革の中で評価していい改革ではないだろうか?あまり前向きではなかったJRAが少しでも売り上げアップに繋がるか試験的に導入したのだが、評判はなかなかいいようだ。この調子で一般のフロアでもWIN5を購入できるようにすれば、競馬ファンが逃げる事はないだろう。