【天皇賞春2016予想】フェイムゲーム三度目の正直なるか?ボウマン騎手の腕に期待

春のG1シーズンも開幕し、高松宮記念、桜花賞、皐月賞とアツいレースが続いておりますね。さて、ついに今週末は春の長距離王者決定戦「第153回天皇賞春」が開催されます。昨年は2番人気のゴールドシップが三度目の天皇賞春挑戦にして初優勝を果たしましたが、2013年と2014年の二連覇を果たしたフェノーメノといい、近年はリピーターが活躍する傾向が強く見られます。

三回目の出走にしてようやく天皇賞春を制することが出来たゴールドシップですが、同じように今年が三度目の天皇賞春出走となる馬がおります。その馬はフェイムゲーム。初めて天皇賞春に出走したのは2014年で結果は6着、続く翌年2015年にも出走しましたがゴールドシップにクビ差で敗れて2着に惜敗してしまいます。G1制覇まであと一歩のところまで来ていただけに残念でした。今年こそ昨年の雪辱を果たして悲願のG1制覇達成といきたいところでしょう。

今年の出走メンバーには有馬記念を勝ったゴールドアクターや、昨年の菊花賞馬キタサンブラックなど強敵が揃っていますが、二度も同競走を経験していることやステイヤー色の強さが目立つフェイムゲームが舞台の適性面において一番信頼できるのではないでしょうか?

馬場は高速馬場で騎手は乗り替わり、不安要素を書き消せるか?

とは言え京都は相変わらずの高速馬場のようで、ズブさが弱点のフェイムゲームにとってこれは不利。さらに鞍上はH.ボウマン騎手へ乗り替わりとなり、初コンビで挑むことになります。「長距離戦は騎手で買え」という競馬の格言があるくらいに騎手の腕が重要となってきます。ボウマン騎手の腕を疑うわけではなく、テン乗りで長距離に挑むこと自体がやはり不安です。慣れ親しんだ主戦騎手を背に挑む強豪を相手に、テン乗りの新コンビでどこまでやれるかが鍵となりそうです。日本では初めての長距離戦を経験するボウマン騎手と、長距離ベテランのフェイムゲームのコンビがどのようなシナジー効果を生み出してくれるのか?三度目の正直に期待しましょう。