【チューリップ賞2016予想】ジェンティルドンナの再来を思わせるジュエラーが桜花賞の主役に躍り出る!

もう桜花賞は阪神JFを勝利したメジャーエンブレムで確定!とまで言われている1強ムードの牝馬クラシック路線。その桜花賞に一番直結しているのが土曜日に阪神競馬場で開催されるチューリップ賞です。

出走馬を見渡すと、さすが直結レースと思えるように、阪神JFで2着のウインファビュラス、3着のブランボヌールをはじめ、同レースで7、8、9着でもメジャーエンブレムから1秒差以内に好走した馬達が出走してきました。

他路線としてもエルフィンステークスを勝利したレッドアヴァンセやヴィルシーナの全妹ヴィブロスなどの良血馬やシンザン記念で牡馬相手に2着に好走したジュエラーなどの有力馬も多数出走してきました。

ただ、阪神JF組は得意でない先行戦法で7着となったデンコウアンジュ以外はメジャーエンブレムとの勝負付けは終わったと言えそうなので狙うなら他路線組でしょう。

その中で一番注目したいのが、シンザン記念で2着のジュエラーでしょう。ヴィクトワールピサ産駒ということもあってかデビュー戦は1800mだったのですが、ここで圧巻の競馬を見せています。

牡馬との混合レースで15頭立ての11番手から上がり最速の34.0秒で差し切ったのです。2番目に上りの速かった馬の上りが34.8秒だったことからも末脚は並の馬ではないことがわかります。

そして2戦目となったシンザン記念。重賞のここでも上がり最速を繰り出すものの惜しくも2着だったのですが、脚色はもちろん一番で勝ちに等しい内容だったと言えます。そのシンザン記念では+10kgの馬体重で出走したのですが、成長と言うより少し重たそうな体つきでした。

500kgを越す恵まれた馬格を持て余した感じでしたので、それでもあれだけの末脚を発揮するという事自体、この馬は能力が違うのでしょう。

そんな素質馬ジュエラーであれば、この桜花賞に直結するチューリップ賞で他の有力馬が多くても、きっちりと勝利しメジャーエンブレムのライバルに名乗り出ることになるでしょう。

さらに、思い出すのが4年前のチューリップ賞に出走したジェンティルドンナ。ジェンティルドンナは、シンザン記念を勝利した後、このチューリップ賞では2番人気に推されながら4着と
破れたのですが、その後の活躍は皆さんご存知の通り。

当時ジョワドヴィーヴルという阪神JFを勝利した牝馬クラシック最有力候補と言われていた馬がいたのですが、何かその当時と状況が似ているのです。

しかもシンザン記念のレースっぷりはジェンティルドンナを上回っているようにも見えたのです。ジェンティルドンナ再来とさえ思わせるジュエラーが、メジャーエンブレムのライバルを超え、桜花賞の主役に一気に躍り出ることでしょう。