2年連続タイトル防衛中の21歳のチャンピオンホースとは?

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21歳といえば人間でいえば大学3年生になる年齢。今のシーズンになれば就職活動もそろそろと言ったところでしょうか。一方、馬の世界で21歳と言えば年金生活のご隠居とまではいかないまでも立派な功労馬のお年寄りと言ってよい年齢。ですが、まだまだ現役バリバリで働く馬も中にはいます。

今年21歳になるサウスヴィグラスもそんな1頭です。2012年に地方競馬のリーディングサイアーに輝いたあと、2013年、2014年と一度席を譲ったものの、一昨年、昨年には再度返り咲きまだまだ衰えをみせません。これだけの実績馬ながら、地方が中心ということもあってか種付け料は抑えめになっており、毎年繁殖牝馬が多く集まっています。

今年のサマーセールではサウスヴィグラス産駒が32頭上場され、28頭が落札されました。セレクトセールとは比べれば金額も抑えめで数百万台の落札も多い中で12頭が1000万円を超える落札額、中にはサマーセール全体で2番目に高額落札となったプレッピーの2016もいます。落札されたのがテソーロの冠号でお馴染みの了徳寺健二氏ということなので、中央デビューも期待されます。

これだけ高額馬が多数出た背景にはやはり今年のジャパンダートダービーを制覇したヒガシウィルウィンの存在ももちろん大きいですが、ブリーダーズゴールドジュニアカップを制したサザンヴィグラスもその人気に拍車をかけたのは間違いないでしょう。

今年も173頭と交配するなど、先ほどのプレッピーの2016以外にも、今後中央デビューする馬が出てくる可能性が高いです。地方競馬リーディングサイアーの記録がまだまだ続くか、今後の重賞勝ち馬なども併せて注目の種牡馬です。