ここがヘンだよJRA-年度代表馬編
競馬界でたまに起こることが昨年も起きてしまいました。それは何かというと、「年度代表馬と最優秀4歳以上牡馬が別の馬」という現象。2年前にも年度代表馬がロードカナロア、最優秀4歳以上牡馬がオルフェーブルという結果が出ました。今年のモーリス・ラブリーデイとまったく状況は同じで、海外G1を制した短距離・マイラー馬が年度代表馬に選ばれ、中距離以上で結果を出している馬が最優秀4歳牡馬に選ばれています。
競馬サークル内の投票で毎年決まっているんですが、これがもし普通だと思っているのならやはり競馬サークルの中は特殊なのかなあ、と庶民である私は思ってしまいました。今年はさらに妙な投票があり、最優秀障害馬にサナシオン、該当馬なし、が1票ずつ入っていました。史上初のジャンプのG1を同一年での2勝という記録を残したアップトゥデイト。サナシオンはそれに対してG1未勝利どころか連対もしていません。そして、該当馬なしに投票した方はアップトゥデイトにいったい何が足りなかったと考えているのでしょうか。
もし仮にですが過去との比較で決めているんだとすると、それは趣旨が違うと思うわけです。あくまで「その年度」でもっとも活躍したと思われる馬に投票するわけであって、「カラジの世代とかと比べたら今年は負かしたメンバーが小粒だったしな」という理由などで決めるわけではないと思うわけです。
いっそのこと、宝塚記念や有馬記念と同じく「ファン投票」で決めたらどうだろうかと。はるかに投票数も多くなりますし、お年玉くじみたいなものをつけたら盛り上がると思うんですがいかがでしょうか。有馬記念ファン投票から日数が短い、とも思えますが、現状では有馬記念から宝塚記念まで半年くらいファン投票で参加する企画もないので悪くはないのではないでしょうか。あるいは、投票するにあたって「理由」も添えて投票してもらうとか。特に毎年必ず出てきますが「該当馬なし」で投票されている方にはぜひ、理由をお聞きしたい。