JRA中山金杯(2022)は横山兄弟のワンツーに期待!

新年を迎えて気持ちも新たになるこの時期ではありますが、暮れから使われている中山は馬場はやや荒れ気味ということで、ここはスタミナに富んだパワータイプから狙いたくなってきます。

となれば狙いたいのは、ローエングリン産駒でスピードと持続力が持ち味のトーセンスーリヤです。昨年の函館記念は番手に取り付き、ハイペースをしっかり先行策で押し切って重賞2勝目を達成しました。

続く新潟記念では一転して控える競馬でしたが、今回と同じ57.5kgを背負いながら大外から伸びて抜け出して2着に好走しており、2000mの重賞で連続好走。前走の天皇賞(秋)は15着に敗れましたが、さすがに相手が強すぎたのと、同馬にとって上がり勝負の舞台は厳しかった印象があります。

今回は一気にメンバーの格が落ちますし、器用に道中進めるのが武器である同馬にとって絶好となる中山が舞台。距離も重賞で2勝・2着1回の実績がある2000mと大幅に条件好転となります。

鞍上は引き続き主戦騎手の横山和生騎手が騎乗。昨年は弟の横山武史騎手の活躍ばかりが目立ちましたが、和生騎手自身も79勝とキャリアハイを更新しており、今年はさらなる躍進が期待できます。ということで本命はトーセンスーリヤです。

続いて相手ですが、本命が「兄」なら相手は「弟」ということで、対抗は弟の横山武史騎手が騎乗するヒートオンビートです。スタミナに富んだタイプなら外せないのがこの馬です。

キャリア全4勝は2200mから2400mで挙げており、昨年は中京2200mの美濃Sを勝ってオープン入りを果たすと、東京2500mの目黒記念で2着、阪神2000mのチャレンジCで2着に好走しました。長い距離と坂のあるコースで好走しており、スタミナは十分豊富です。

立ち回りも上手く、2枠4番と内目の枠に入れた点も好材料。今回中山は初で鞍上の横山武史騎手は同馬と初コンビとなりますが、前目のポジションが取れた横山武史騎手は強いですし、この実績と条件なら不安よりも期待の方が大きいでしょう。

ということで今年の中山金杯は人気馬2頭が中心の堅実な予想となってしまいましたが、しっかり狙いを定めて新年恒例の大一番を当てたいと思います。