【阪神大賞典2020予想】長距離路線で素質開花!ボスジラ✕武豊の長距離巧者コンビに期待

せっかくの3日間開催となりますが、今週も無観客競馬での開催となります。一方で、ネット売り上げは前年比を上回る傾向にあり、国内の競馬業界のキャッシュレス化が加速していっているようです。さて、そんな中今週は春の天皇賞を目指す馬他達が出走する重要な一戦「阪神大賞典」が阪神競馬場で開催されます。

今年の阪神大賞典の出走馬は10頭と少頭数ですが、その年齢構成を見てみますと、7歳馬1頭、6歳馬2頭、5歳馬3頭、4歳馬4頭となっております。7(1)6(2)5(3)4(4)と年齢と頭数がきれいに順列になっているのは何かオカルト的な予想ができそうな気もいたしますが、今回は3000mの長距離戦ということで、やはり「長距離は騎手で買え」という競馬の格言があるくらいですから、騎手の腕にウェイトを置いた予想で挑みたいと思います。

ということで前置きが長くなりましたが、今年の阪神大賞典で注目しているのは、武豊騎手の乗るボスジラです。

今回は近年大活躍の外国人ジョッキーが一人も騎乗していない珍しい状況となっておりますが、日本人ジョッキーで長距離が得意な騎手と言えば、やはり武豊騎手において他はないでしょう。リーディングでは最近は川田将雅騎手が上位を走り続けており、現在も勝率が3割を超えるという素晴らしい成績でリーディング首位となっておりますが、ベテラン武豊騎手も昨年は久々に100勝を越え、勝率23%と昨年以上の成績を残しており、リーディングは3位キープと好調です。

そんな武豊騎手も今年51歳と大台を超え、若さや勢い、腕っぷしなどでは若い騎手に劣るところも出てくるでしょうが、長い騎手人生で培った経験と頭脳が充実しているからこそ、今の素晴らしい成績につながっているのでしょう。

その経験と頭脳が活かされるのが、やはりこの長距離レースではないでしょうか。今回武豊騎手が騎乗するボスジラは、2400m以上の距離を使われてから現在3連勝中。長距離を使われるようになって素質が開花した感があります。陣営としては長距離G1の春の天皇賞にはぜひ出走させたいところでしょうし、武豊騎手とのコンビならなおさら期待度も高まるところです。

父はディープインパクト、母ミスパスカリの半兄がクロフネという良血で、サトノフラッグで快勝した弥生賞に続き国枝師&武豊&ディープインパクト産駒のトリオということで、競馬ファンの期待感は否応なしに高まっているのではないでしょうか。まだ4歳と上がり馬で勢いもありますし、ここはボスジラの激走に期待した馬券でレースを楽しみたいと思います。