正月競馬で明暗が分かれたジョッキー達

現在リーディングジョッキーは5勝の松岡正海騎手。絶好のスタートを2017年シーズンは切りました。松岡正海騎手は今年でデビュー15年目を迎える中堅騎手で、未だリーディングジョッキーの経験はありませんが、一定の馬主の主戦騎手を務めています。その代表的な馬主がサラブレットクラブラフィアンです。サラブレットクラブラフィアンの馬はかなり能力に差がある為、どう考えても馬券に絡む事のない超人気薄の馬も騎乗依頼があれば乗ります。そして何とか、出走奨励金の出る8着までに持って来るように騎乗します。

そういった努力が実を結びマイネルキッツなどのG1を制覇するような馬の主戦騎手を任されます。絶好のスタートを切った松岡正海騎手どこまで先頭でいられるかに先ずは注目です。昨年3年連続リーディングジョッキーに輝いた、戸崎騎手は1勝と成績が奮いませんが騎乗馬の質が非常に高いので、直ぐに巻き返す事が出来るでしょう。今週から巻き返しが始まると思います。

正月競馬で明暗が分かれた形になりましたが、まだ1週が終わった段階。松岡正海騎手も2010年には109勝を挙げ全国5位、その年のリーディング横山騎手の120勝まで後一歩というところまで迫った実力は備えていまが、これから先の方がはるかに長く、首位防衛は容易ではありません。戸崎騎手を初め、ルメール騎手やデムーロ騎手も巻き返しをするのは必至ですが、ひとまずは波乱含みでスタートした2017年リーディングレース。今後がどうなるか非常に楽しみですね。