【京都大賞典2016予想】超堅実派のキタサンブラックで間違い無し?初の1番人気も油断は禁物

来週月曜日の10日は「体育の日」で祝日なので今週末に3連休になる。体育の日はその名の通り「スポーツをして心身ともに健康になろう」という趣旨の祝日だ。スポーツをするとは少し違うが、競馬のレースを競馬場へ見にいくスポーツ観戦なんかもいいかもしれないぞ。

この日は京都で京都大賞典(G2)が開催され、京都での競馬が開幕される。京都の秋競馬の最初の重賞レースである。天皇賞秋への関西地区における前哨戦として位置付けられており、優秀な関西馬が揃う一戦としても有名だ。

今年は、春の天皇賞馬のキタサンブラックや昨年秋の天皇賞馬のラブリーデイといったG1馬に、昨年の有馬記念2着馬のサウンズオブアースやジャパンカップ2着馬のラストインパクトといったG1連対馬も参戦。なかなか良いメンバーが揃っている。

超堅実派のキタサンブラックで間違い無し?初の1番人気も油断は禁物

中でも春の天皇賞馬キタサンブラックはここ6戦馬券圏内を外しておらず、安定して走りを見せている。これだけ好走しているのも関わらず、過去に1度も1番人気に推されたことが無いというの不思議な馬でもある。全11戦中、馬券圏外に飛んだのは昨年の日本ダービーのたった1度のみで、人気以下の順位になったのも2回のみと非常に優秀である。

そんなキタサンブラックが今回初めて1番人気推されることになりそうなのだ。登録馬も10頭と少頭数な今年の京都大賞典。実績的にナンバーワンはこの馬で、春・秋の天皇賞制覇を目指すこの馬が1番人気の最有力候補と見て間違いないだろう。

同じくG1馬のラブリーデイは前走の宝塚記念でワンアンドオンリーに競られて消耗気味なキタサンブラックを交わせなかったし、シルバーコレクターのサウンズオブアースも大化けしない限りは足りないという印象が強い。まわりもキタサンブラックを楽に逃げさせるような展開にはさせたくないだろうが、それでも頼れるメンバーがそこまでいないというのが今回予想を難しくさせているポイントだ。

1番人気の逃げ馬は危険ではあるが、開幕週は前から行く馬で良さそうだし、キタサンブラックもこのメンバーで差されたくはないところ。この距離なら久しぶりに番手で競馬、という手もあり得るが、この馬のペースで行ければ逃げて問題はなさそうな気もする。

これまで良い意味で期待を裏切ってきた馬だが、初の1番人気で楽勝ムードが漂う今回のようなレースの時こそ足元をすくわれるなんてことにもあり得る。超堅実派のキタサンブラックが今回も期待にこたえるのか?それともこの馬を凌駕する新星の誕生はなるのだろうか?興味は尽きないかぎりである。