地方のみでの獲得賞金間もなく1億超え、高知競馬所属の古豪スペルマロン

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ドバイやサウジアラビアの超高額レースには及ばないものの、JRAは海外と比較しても条件戦含め賞金は恵まれているといえます。

また、地方競馬でも南関東は高額な重賞が組まれることも多く、JRAには見劣りするものの充実しているほうではないでしょうか。

一方で、日本の地方競馬は全国各地で行われており、首都圏を離れるとなかなか経済的にも恵まれているとはいえない現状の中、夢のある馬が高知で活躍しているのをご存じでしょうか。

高知の別府真司厩舎所属の7歳馬・スペルマロンは先月20日に珊瑚冠賞を勝利し、重賞11勝目を飾りました。浦河町の日優牧場で生まれたスペルマロンは、2歳夏に美浦・古賀史生厩舎からデビューし、JRAで3勝をあげました。

その後5歳秋に入って高知競馬に転厩し、移籍後は1300mから2400mまで幅広い距離で活躍をみせています。高知競馬の努力もあり、売り上げ増の恩恵もあって、高知競馬のみでの獲得賞金があと少しで1億円を超えるところまで来ています。

JRA所属でも獲得賞金1億円を超えるにはかなり高いハードルがあるだけに、地方競馬所属での1億円超えは夢のある話といえるのではないでしょうか。

セン馬ということもあり、まだまだ現役生活が続くであろうスペルマロンがどこまで賞金を稼いでいけるのか、日ごろ地方競馬にはご縁がない競馬ファンでもぜひ気にかけてみてはいかがでしょうか。