【阪神牝馬S予想2017】能力開花のアドマイヤリード、付け込む余地は十分

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8日(土)の阪神競馬場メインレースは第60回阪神牝馬ステークス。2015年までは1400mで行われていた同競走だが、昨年からは1600m戦に変更。もともと2005年までは1600mで行われていたレースだし、昔からのファンからすれば変更されたというよりは元に戻ったという印象の方が強いかもしれない。この後のマイルG1、ヴィクトリアマイルへ向けてここから進める馬も多く、本番を予想する上でも注目しておきたい一戦だ。

今回注目しているのはアドマイヤリード。昨年の桜花賞5着馬だが、いよいよ本格化してきた感がある。というのも、ここ4戦は連続連対。近2走はしっかりと自己条件を勝ち上がっており目下連勝中だ。重賞タイトルにいよいよ手が届くところまでやってきた。

前走は調教師へ転身する前の武幸四郎騎手とのコンビで、準オープンとは言え牡馬相手に直線一気の競馬で3馬身差の圧勝劇を演じている。3歳時は重賞勝利に恵まれなかったが、4歳となった今年は初戦から好調で、重賞タイトルに手が届く位置にいると言っていいだろう。騎手はC.ルメール騎手へ乗り替わりとなっており、昨年9月のローズS(7着)ぶりのコンビ復活となる。

今回はエリザベス女王杯の覇者でるクィーンズリンクと言う強力なライバルがいるが、香港から帰国して4か月の休み明けで状態に不安は残る。また、後方待機で直線一気が多いアドマイヤリードだが、阪神の1600mは最後の直線ゴール前に高低差1.8mの急坂が待ち受けており、京都の1600m(外回り)に比べて差しが届きやすい。付け込む余地は十分にあると言えるだろう。