千葉サラブレッドセール、昨年同様オンライン開催に
コロナ禍においても中央競馬の開催は幸いなことに無事継続しているわけですが、高額なサラブレッドを購入するオーナーサイドの事情としては、生で見ないまま購入せざるを得ないという、買い手にとっても売り手にとっても望ましくない状況はまだ好転していないのが現状のようです。
高額商品を買う際は画像や動画ではなく、やはり実際に見て購入したいというのは世間一般の考え方かもしれませんが、生半可な家よりも高額なケースが多々あるサラブレッドなだけに、なおさら実際に馬体や歩様などを確認したい購入者は多いといえそうです。
千葉県両総馬匹農業協同組合は、依然として続くコロナ禍を踏まえて、今年5月20日に船橋競馬場で行われる2歳馬のセリである千葉サラブレッドセール2022を、昨年同様にオンラインオークション形式で行うことを早々に決定しました。
千葉サラブレッドセールは昨年も5月に開催されており、過去の主な取引馬では、引退し種牡馬入りがほぼ決まっていましたが、今年も現役続行が決まったオメガパフュームを筆頭に、短距離芝重賞のキーンランドカップを制したナックビーナス、毎日杯があるミュゼエイリアン、さらにフェアリーS勝ち馬のノットフォーマルなどがいます。
2020年はコロナ禍を受けて残念ながら開催そのものが中止となったものの、昨年はJBIS特設サイトでのオンラインオークションとして開催され、翌日の再上場も含めて上場した52頭すべてが売却となり、過去最高の13億以上の売上をあげる盛況ぶりとなりました。
運営方法は昨年と同様に行うことが予定されており、昨年以上の盛り上がりを見せられるかどうか、セレクトセールがどうしても競走馬のせりでは注目を集めがちですが、注目したいセールですね。