【川崎スパーキングサマーC予想2022】充実期迎えたファルコンビーク、地元4連勝へ
25日(木)は川崎競馬場で川崎スパーキングサマーCが開催。
今年は2019年の全日本2歳優駿を制したヴァケーション、昨年の東京ダービーなど重賞4勝馬アランバローズ、3連勝中と勢いに乗るファルコンビーク、2020年のかしわ記念覇者ワイドファラオ、重賞で好走続くスマイルウィなど有力馬が多数揃い、ハイレベルなレースが繰り広げられそうだ。
中でも注目したいのは、今年5月に川崎マイラーズを勝ち、悲願の重要初制覇を果たしたファルコンビークだ。意外にも川崎所属馬による同レース制覇は初で、記念すべきVだったと言えよう。
続く前走の高津OPでも、川崎マイラーズ同様番手追走から早めに抜け出して押し切る正攻法の競馬で圧勝し、1Fの距離延長にも難なく対応した。これで地元川崎では目下3連勝。川崎コースとの相性は言わずもがな抜群で、コース適性の高さは昨年からすでに示していた。
しかし、昨年は武器が“逃げ”の競馬一本というイメージだったが、秋以降番手の競馬を試して春にはすっかり定着して物にしてきたといった具合だ。レース経験を積みながら精神面が成長してきた印象が強く、課題であった折り合い面もすでに解消しつつある。これまでスピード能力の高さだけで闘ってきたが、流れに合わせた競馬もできるようになってきており、ここ数戦の競馬は昨年とは見違えるような走りだ。今まさに充実期を迎えていると言って良いだろう。
今回はスパーキングサマーチャレンジを逃げ切ったジョーパイロライトや、大井のマイルグランプリ競走を番手から3角先頭の積極策で2着に粘ったスマイルウィなど手強い有力先行馬が揃っているが、今なら相手に行かせてもこの馬のリズムで運べれば勝てる競馬が出来る。それくらい力は付けていると思って良い1頭であることは間違いない。地元川崎で4連勝となるかに注目だ。