【JRAアルゼンチン共和国杯2022予想】左回り2500mで51kg、叩き3走目の紅一点コトブキテティスが条件好転で巻き返しへ
G1の合間となる今週の日曜日は、G2ハンデ戦アルゼンチン共和国杯が行われます。秋のG1戦線の主役級ジャパンカップ、有馬記念への最終切符とも言えるレースで、かつてここを勝利した勢いでジャパンカップも制したスクリーンヒーローのように、今後の中長距離路線で活躍する馬の登場が楽しみなレースです。
今年は3歳馬は1頭だけですがG1ホープフルステークスを勝っているキラーアビリティが満を持しての出走。古馬陣は春の天皇賞3着のテーオーロイヤルと同レース4着のヒートオンビート、6着のマイネルファンロンといった中長距離重賞実績馬から、札幌の2600m戦を勝利し距離適性と勢いのあるボスジラやハーツイストワールなど例年以上の好メンバーが揃ったようです。
その中で注目しているのは唯一の牝馬、紅一点の5歳牝馬コトブキテティスです。コトブキテティスは、来週のエリザベス女王杯にも登録していましたが、賞金的に除外対象ということもあってか、矛先をアルゼンチン共和国杯に変えてきての参戦。この選択が吉と出るか。
コトブキテティスが一番得意な条件と言うのが東京2400mでこれまで4戦して3勝しています。加えて全4勝の残りの1勝が新潟2000mで距離も得意なら左回りの競馬も得意としています。6歳牡馬のハーツイストワールも東京2400mを得意としていますが、その他の16頭は東京芝2400mも左回りもそこまで得意としている馬はいないため、コトブキテティスにとっては相手関係を含めても東京2500mという条件は100m距離延長にはなりますが、一番走れる条件だと言えます。
さらに今回約10か月の休み明けの3走目となる点、そして斤量が51kgというのも魅力をアップさせてくれます。休み明けの馬が一番走れるのは叩き3走目だというのは、よく言われていることですし、休み明け新潟記念を51kgで17着の後、2走目の前走新潟牝馬ステークスでは54kgで13番人気ながら4着と見せ場を作れています。順調に調子は上がっている中で斤量が3kg減の51kgとなる3走目の今回はさらに好走確率も増えてくるでしょう。
ということでアルゼンチン共和国杯は、左回りの2500mが得意なはずの紅一点コトブキテティスが叩き3走目の上積みとハンデ51kgを活かして、追い込み一閃を決めてくれることに期待して応援したいと思います。