5歳馬連対率0%のレースにあの5歳馬が参戦!歴史を覆せるか?

今週は地味に面白い準OPレースが組まれています。ハンデ戦・中山ダート1200mで行われるアクアラインSです。昨年は13番人気のアルベルティが2着に入る波乱の決着ではありましたが、1着は1番人気ミヤジエルビス、3着が3番人気タマブラックホール、とちょい荒れでした。過去5年のデータでは勝ち馬はすべて5番人気以内、というハンデ戦にしては堅いレースではあります。

そんな中、中山コース大好きなキタサンブラックでおなじみのキタサン軍団・キタサンミカヅキが今回出走。中山の戦績は(2, 6, 1, 1)と、連対率80%の安定感。とはいえ勝ちきれないのもまた事実ではあります。前走3着からの参戦で当然印も多い。今回は武士沢騎手での参戦を予定しています。

「中山連対率80%ならこの馬軸で問題ないでしょう?ワイドなら確率が90%じゃないか?」と思いたいところなんですが、このレース5歳馬が過去1度も連に絡んでいないんです。15頭出走して3着が1回という成績。4歳馬の相性がいいレースで44%の連対を誇っています。

今年の出走馬で5番人気以内想定の4歳馬はファルブラヴ産駒の牝馬バイメイメイ。こちらは京都の1000万条件を追い込んで快勝しての参戦です。中山成績は(1, 0, 0, 5)と安定感がないこともあり、キタサンと比べて不安材料にはなりますが、過去のデータから考えると軸ならこの馬のほうがいいかもしれません。ここ4戦手綱をとった秋山騎手から丸山騎手に乗り替わりで参戦予定です。

過去1度も5歳馬が連対したことがないレースに挑む有力馬キタサンミカヅキ。ぜひ注目してみてください。重賞やG1の連戦が今月は続きますが、意外と条件戦も角度を変えてみると面白いですよ。