【阪急杯2018予想】絶好の狙い目!G1でも見せ場十分のムーンクレストが穴をあける

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高松宮記念を目指す馬達が出走する阪急杯。今年もスプリンターズステークス2連覇中の実績では抜けているレッドファルクスを筆頭に、7戦という少ない戦歴で初のオープンとなった阪神カップを4着と好走したフランケル産駒の秘密兵器的存在・モズアスコットといった新戦力、そして2016年のフェブラリーステークスの覇者モーニン、昨年のフィリーズレビューを勝利した4歳馬カラクレナイ、スプリント路線の常連シュウジにヒルノデイバロー、ダイアナヘイローなど、多種彩々のメンバーが18頭フルゲートで揃いました。

そんな中で、注目しているのはムーンクレストです。ムーンクレストは、一昨年の秋に1600万を勝利してから13戦重賞とオープンに出走し、オープン戦での1勝3着1回のみと重賞クラスでは結果が出ていません。ただ、13戦して結果が出ていない中でも、過去3戦だけ見てみると印象は変わってきます。

3走前はG2スワンステークスで8着、2走前がG1マイルチャンピオンシップで10着、そして前走がG2の阪神カップで8着でした。結果が出ていないと言う点ではオープン重賞を闘った13戦全体と変わらず通用していませんが、13戦中オープン入りしてからの10戦は一番上のレベルでG2を1戦のみで、後はG3が3戦、オープン6戦ですから、過去3戦よりも明らかに近走3走の方がレベルが高かったということになります。そんなレベルの高い3戦ともに勝馬との差は、0.6秒、0.8秒、0.6秒といずれも1秒以内のレース。G1のマイルチャンピオンシップでも最後は後続に交わされましたが、直線序盤は2番手まで浮上するなど見せ場は十分作ってくれました。

競走馬の中には、相手が強くなっても相手なりに走ってくるタイプの馬がいたりしますが、あのオルフェーブルのお父さんであるステイゴールドもそんなタイプで、初重賞は7歳の時で、それまでの間にG1で4度も2着になっているという戦歴があります。

相手が強かろうが格が上であろうが、相手のレベルに合わせて走れる馬が相手なり、と言われます。そしてそんな馬は、じわじわと力を付けていくことも多く、レベルが上がるにつれて徐々に成績が上がっていくケースも少なくありません。

話は逸れましたが、実はムーンクレストもそんなタイプなのかもしれません。ステイゴールドほども好成績ではありませんが、少々相手が強くなっても他のレース同様にある程度の差までは走れるのではないでしょうか。

そうであれば、G3と少し格が落ちた阪急杯で相手なりの特性を活かして好走することも十分ありえるでしょう。ネットのメディアや新聞の予想オッズでは二桁人気となっておりますが、人気ほどの力差は感じません。開幕週の阪神で脚質は先行。絶好の狙い目と言えるのではないでしょうか。

ということで、今回の阪急杯は、強い相手でも相手なりに走りってくれるムーンクレストが、今回は狙い目と予想して勝負をしてみたいと思います。