驚いた二ノ宮調教師の勇退

角居調教師が2021年に引退するという報道に続き、かなりの衝撃を受けた。しかも今年、今週がラストウィークということである。

個人的にはリーディングの順位以上に確かな手腕の調教師という印象を持っていて、ビッグレースでも関東屈指の存在感を示しているかとも思う。昨年暮れのGⅠにも1番人気馬を出走させ、今年のクラシックなど楽しみが多かっただけに非常に驚いた。

一方でやはりエルコンドルパサーの印象が強く、若手という印象を持っていたため実際の年齢に少々驚きもした。当時40代だったのだから当たり前なのだが。

また直接対決は一度しかなかったが、主戦騎手が同じだったこともあり、間接的にライバル関係にあったと言っていいかと思うエルコンドルパサーと同世代で同じ外国産馬のグラスワンダーを管理していた尾形調教師と揃って同じ年に引退というのも個人的には感慨深い。

二ノ宮調教師や角居調教師の引退、数年後には藤沢調教師の引退も控えており、一方で中内田調教師のような若手の調教師も出てきていて、トップトレーナーの勢力図がこの先数年で大きく変わってくるのかもしれない。