【ダービー卿CT予想2018】連勝血統?スクリーンヒーロー産駒のゴールドサーベラスの重賞初制覇に期待!
G1戦線の始まりに合わせるかのように、随分と気候も暖かくなってきました。人間も寒い時期にはかじかんでいた体が温かくなって動きやすくなるのと同じで、馬も暖かくなれば走りやすくなるでしょうし、走りたい!とも思うことでしょう。
さて、土曜日の中山メインは名物ハンデ重賞のダービー卿チャレンジトロフィーです。安田記念を目指すマイラーが16頭と揃ったことでかなり面白くなってきました。
その中で、今回注目している馬はスクリーンヒーロー産駒のゴールドサーベラスです。ゴールドサーベラスは、前走1600万の幕張ステークスを勝利し、初オープン初の重賞となります。今回のダービー卿CTには、昨年秋の天皇賞にも出走したグレーターロンドンを筆頭に、強い4歳世代からは、今後のマイル路線の中心となりそうなレッドアンシェル、中山記念で3着に好走している実績馬マルターズアポジー、昨年のダービー卿チャレンジの1着馬ロジチャリスと2着馬キャンベルジュニアなど、重賞でも実績のある馬達も多数出走してきたのですが、それでもゴールドサーベラスに注目しているのが、その血統とレースっぷりにあります。
ゴールドサーベラスは、スクリーンヒーロー産駒なのですが、連勝馬が多いということが特徴の一つとしてあります。2015年に安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイルと世界をまたにかけてマイルG1を3連勝して年度代表馬となったモーリスは、1000万1600万と連勝した後、2015年のダービー卿を制した後、G1・3連勝を果たしています。ダービー卿に2連勝で臨んでくるのも同じというのもなんとも不気味です。
また、同年2015年の有馬記念を勝ったゴールドアクターも、1000万、1600万を連勝した後、アルゼンチン共和国杯で初重賞を制し、次戦で有馬記念を制しました。これら2頭を見ても、スクリーンヒーロー産駒は連勝血統ですし、オープン昇級後でいきなり重賞を勝つことも少なくありません。そういう血統的な魅力がゴールドサーベラスにはあります。
そしてレースっぷりに関しては、ここ3戦連続で中山マイルに出走し、2着、1着、1着という結果となっているのですが、どのレースを見ても、中山の4コーナーでうまく追い上げてきて、最後の直線の急坂で一度グインと伸びて、その脚がゴール前まで衰えない強い競馬を見せてくれています。前走の幕張ステークスでは直線で先にあがっていったプロディガルサンを外から交わして完勝しました。あの競馬っぷりなら初重賞であっても通用する可能性は十分にあるでしょう。
ということで、血統的にも連勝街道を突っ走りそうなスクリーンヒーロー産駒のゴールドサーベラスが初重賞を苦にせず、重賞制覇をしてくれるものと期待して注目したいと思っています。