【六甲S予想2023】セルバーグ、逃げの一手はオープンでも通用するか?
今週日曜阪神メインレースは4歳以上オープンのリステッドレースの六甲ステークスです。
過去5年のデータをみると、1番人気馬よりも2番人気馬の複勝圏内に入る確率が高いレースとなっており、今年はやや混戦模様なだけに押し出された1番人気馬よりは2番人気に当日落ち着く馬に馬券妙味がありそうです。
二桁人気馬の台頭は2020年に3着に入ったエントシャイデンのみということもあり、極端な大荒れは期待しにくいレースとなっており、今年の上位人気想定馬では、アパパネとディープインパクトの間に生まれた良血馬のラインベックが前走で東風Sを勝利した勢いも含め注目です。
そんな中で脚質もあってなかなか1番人気になりにくい逃げ馬のセルバーグに今回は注目しました。
前走は岩田望来騎手とのコンビで3勝クラスの武庫川Sを勝利しており、今回は1勝クラス、2勝クラス勝利のパートナーの今村騎手に手綱が戻ります。
3歳時は控える競馬をしていましたが、逃げに徹してからは4戦3勝となっており、他馬もこの馬が逃げるとわかっていながら捕まえきれない強力な逃げ馬に育ちました。
フルゲート18頭に登録17頭と登録頭数はまずまず多くなっていますが、ハナを主張したい馬がセルバーグのみということもあり、展開利も見込めます。
桜花賞でリバーラの騎乗依頼を受けるなど期待の掛かっている今村騎手ですが、条件戦から自身の手綱で育てたと言える馬での重賞参戦は重要な経験となり、セルバーグとのコンビ継続含め、今回は試金石の一戦ですね。