【京王杯スプリングC予想2018】東京1400mならこの馬!ビップライブリー、得意の舞台で重賞初V狙う
今週末は安田記念に向けての最重要ステップレースとも言える京王杯スプリングカップが行われます。例年多頭数大混戦となるレースなのですが、今年はフルゲート18頭立てということで一層予想も難解なレースとなっております。
人気の中心は、昨年の安田記念で4着のグレーターロンドン、高松宮記念で4着のダンスディレクター、同6着だった昨年の高松宮記念の勝ち馬セイウンコウセイ、東京新聞杯で2着となり2歳時の朝日杯フューチュリティステークス以来の重賞連対を果たし復活気配のサトノアレスなどと、重賞戦線で活躍中の馬達が揃いました。
上記の馬達も魅力的ですが、今回私が注目しているのはビップライブリーです。
ビップライブリーは、6走前に1600万戦を勝利しオープン入りした5歳馬です。その後はスワンSで4着、京阪杯で2着と好走するも、そこから3戦して5着→5着→7着と今一歩の成績が続いております。これまでの戦績が21戦して【5-7-1-8】と、出走レースの半分以上を連対するという安定感を持っている馬です。しかし、それだけに3戦連続で馬券に絡んでいないというのは、オープン・重賞の壁を感じてしまいます。
ただ、それでも注目したいのは今回の条件こそが、ビップライブリーにとって最適条件と言えるからなのです。
京王杯スプリングカップの舞台となるのは東京競馬場の芝1400m。これまでのビップライブリーの東京・芝1400mの成績は2戦2勝。しかもその2戦はともに今回騎乗する大野騎手とのコンビでした。大野騎手とのコンビ成績を見てみると【2-2-0-1】と連対率は8割ですし、4着以下となった1回も、G2の阪神カップで勝馬から0.5秒差の5着と悪くない内容でした。
東京競馬場の芝1400mで大野騎手とのコンビがビップライブリーにとって、一番走れる条件と言えるのです。今回人気になるであろう先述の重賞常連4頭、グレーターロンドン、ダンスディレクター、セイウンコウセイ、サトノアレスの同様の条件での戦績を見てみると、グレーターロンドンとサトノアレスは1400m未出走、ダンスディレクターは1400は3勝しているものの東京では連対無し、セイウンコウセイは東京を7戦して1勝のみと、他の有力馬達にとっても今回の舞台は決して好条件とは言えない状況です。
そういうメンバー構成であれば、この舞台を最も得意としているビップライブリーはこれらの重賞常連馬達に決して見劣らないばかりか、むしろ逆に優位な条件となる可能性も高いです。
ということで、一番走れる条件である東京競馬場1400mで一番相性のいい大野騎手とのコンビであれば、今回の京王杯スプリングカップはビップライブリーが有力馬達をなぎ倒して初重賞となるのには、最も適していると言えるのです。
最近活躍している大野騎手も重賞となると1年半勝っていません。大野騎手もこの条件で久々の重賞勝利を狙っていることでしょう。狙うなら頭で狙いたいビップライブリーです。