【ジャックルマロワ賞2018予想】レースのカギを握るのは?
仏G3・メシドール賞を勝利して、ジャックルマロワ賞へ向けて弾みをつけたジェニアルでしたが、外傷を負ったことで出走を回避することになりました。とは言え、このまま帰国はせずにフランスで続戦するとのことで、武豊騎手とのコンビで大舞台を目指すという夢はまだ断たれていないだけに、まだこの先も楽しみとなる1頭です。
そして、当の本人の出走がなくなったとは言え、ジェニアル出走により決定したJRAによる海外馬券販売はまた別の契約ということで白紙には戻りませんでした。日本馬不在のもとでは、普段応援票により偏りがちな日本独自オッズが解消されるため、シビアに観戦するとなると、一挙にG1としては情報の少なさが際立ってくるのが海外競馬の実情。今回は出走予定馬の中でも人気が予想される馬たちについて見ていきたいと思います。
まずは今年のドバイワールドカップを制したサンダースノー。スミヨン騎手から今回はビュイック騎手に乗り替わっての参戦となりました。昨年の同レースでは3着でしたが、昨年のクイーンエリザベス2世ステークスでは馬場の悪化があったとは言え15着と大敗しており、1600よりは少し長い距離のほうが向いているようにも見えます。
続いて、同条件となるドーヴィル競馬場のマイルG1ジャンブラ賞からは、優勝した3歳馬インテロジャントと2着のカスカディアンが、ロートシルト賞から1着のウィズユーが出走してきます。日本基準で考えると同一条件のG1が立て続けにあるというのが驚くべきことではありますが、直近で結果を出しているこれら3頭の人気は堅いものとなるでしょう。
そして、これらの有力馬を抑えて1番人気が想定されるのが3歳牝馬アルファセントーリで、愛1000ギニー、コロネーションS、ファルマスSと現在G1を3連勝中で、今回出走馬中ではサンダースノーの123に次ぐ122のレーティングとなっています。
今回は不測の事態とは言え、日本馬不在の海外販売に加え、日本ではG1の無いシーズンということで売上の推移なども興味深くありますが、過去にはタイキシャトルが優勝したことで日本人にも馴染みの深いレース。ここは点数を絞ってプラス収支を狙ってみてはいかがでしょうか。