【注目新馬】良血フランケル産駒ミリオンドリームズ

数多くの名馬を育ててきた名門・藤沢厩舎における現在の看板馬と言えばやはりダービー馬レイデオロとオークス馬ソウルスターリングが二枚看板と言えるでしょう。その他にも3歳馬にはレイデオロの全弟レイエンダが故障を乗り越え3戦3勝を挙げており、早くも勝ち抜けている2歳馬など、一時期不調を感じさせた調教師でしたが、復調してきたようです。

ただ、肝心の看板馬2頭が古馬になってから精彩を欠き未勝利となっているのは気になりますが、シンボリクリスエスやタイキシャトルなど古馬になってから更に大成した馬も育ててきている厩舎なので、長い目で見て今後に期待をかけたいところです。

そんな藤沢厩舎のもとに、少ない分母で大きな成果をあげているフランケルの産駒、ミリオンドリームズが更に控えています。三代母にあたるメイプルジンスキーは自身もアメリカG1を2勝し、アメリカG1を9勝したスカイビューティーも産んだ名牝です。フランケルも少ない分母で大きな結果につなげてきているため、非常に期待の出来る血統です。

バーディバーディが同じくメイプルジンスキーの系譜ということで、バックグラウンドを見るとダート血統であることを伺わせますが、デビュー戦は今週日曜日の札幌で芝1800mメイクデビューを、ルメール騎手騎乗で予定しています。

馬体重は510kg前後と非常に雄大な馬格をしており、ゆくゆくは厩舎の先輩タイキシャトルのようにダートも走る可能性もありますが、まずはデビュー戦でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。