【東京大賞典予想2018】今年を締めくくるのは「3歳」＆「外国人」コンビだ！

有馬記念が終わり、暮れの大一番は終わったかのように思えるが、正真正銘今年最後のG1を飾るのはダートの総決算「東京大賞典」だ。

思えば今年は、牝馬三冠を果たしてジャパンCも制したアーモンドアイに、マイルCSを制したステルヴィオ、ダートではチャンピオンズCでルヴァンスレーヴが優勝、そして有馬記念ではブラストワンピース優勝と、3歳馬が旋風を引き起こした。

騎手界では、C.ルメール騎手がG1・8勝の最多記録樹立し、さらに史上2人目となるJRA年間200勝を達成、J.モレイラ騎手は短期免許で来日した3ヶ月という短い期間でG1を含み重賞を4勝、M.デムーロ騎手は12月に入りG1・2勝を含む重賞を3勝、さらに弟のC.デムーロ騎手も阪神JFを制し、12月は3週連続でデムーロ兄弟がG1を制す快挙となり、外国人旋風が巻き起こった。

「3歳馬」と「外国人騎手」、2018年を締めくくるならやはりこのコンビを狙いたい。ということで、東京大賞典で一番有力視したいのはM.デムーロ騎手が騎乗する3歳馬のオメガパフュームだ。

前走のチャンピオンズCではC.デムーロ騎手とのコンビで挑んで5着に敗れ、初めて馬券圏内を逃した。道中は折り合いもスムーズで脚を溜めれていたが、4コーナーではやや立ち遅れ、直線では前が開かずに外々へ出されてから負い始めるかたちとなった。差し馬としては厳しい流れで、要所での反応が決して早くはないオメガパフュームにとっては坂の上りで加速が問われる展開では苦しかったという印象。そんな中でもしっかりと掲示板は確保している通り、同馬もレベルの高い3歳馬の1頭であることは間違いないだろう。

今回は夏のジャパンダートダービーで2着に健闘した大井競馬場の2000mが舞台。ジャパンダートダービーの勝ち馬ルヴァンスレーヴは今回は不在、2000mはシリウスSでも勝利しているように得意な距離で、鞍上はデビューから4戦目まで手綱を握っていたM.デムーロ騎手に乗り替わり、斤量も前走からマイナス1kgといったようにプラス材料が多く、巻き返しの可能性も十分と言えよう。

ただ、上述したようにオメガパフュームはコーナーでの動きが鈍いところがあり、コーナーのきつい大井は決してこの馬向きとは言い難い。ある程度早めにエンジンをかけてスピードに乗せていく必要があると思うが、このあたりはデムーロ騎手も理解しているだろうし、彼の手腕に期待したいところ。

G1を2連戦し今年はすでに8戦もこなしていることから、そろそろ疲れも心配。不安材料も決して少なくないが、プラス材料の多いここは前走から条件好転すると見て、オメガパフュームの巻き返しに期待したい。