メジャーエンブレムの敗因は欧州騎手の習慣のせい?
© kanegen
オリビエ・ペリエ騎手がエリシオの凱旋門賞勝利を、日本での騎乗経験のお陰で積極的な戦法を取れ勝てた、というような話をしているが、逃げという戦法を積極的に取らないはずの欧州競馬で、欧州騎手が逃げの有力馬に乗ってきた経験は多くないはずである。
出たなりの逃げはできたとしても、少し出遅れたスタートを挽回すべく押して先手を取るなどという、ラビットのような競馬を有力馬でするなんてことはご法度と言っていいのかもしれないし、少なくとも欧州競馬の教科書にはないはずで騎手の頭になかったはず。
欧州騎手唯一の弱点が出たと言ってもいいのかもしれないが、長年の習慣を治すのは簡単ではないだろうし、下手に治そうとして積極的に逃げたらオーバーペースで潰してしまうなんてことが起こりそうでもある。
馬券を買う側は今回と同じ条件が重なった場合、また同じことが起こるかもしれないと覚えておいたほうがいいかもしれない。