【皐月賞2019予想】雨の影響は?重馬場なら狙いたい3頭とは

記事「【皐月賞2019予想】雨の影響は?重馬場なら狙いたい3頭とは」のサムネイル画像

季節は待ちわびた春の訪れに、そして競馬はいよいよ始まる牡馬クラシック戦線に、心が躍る今日この頃です。今年の桜はやや長めだということですが、東京・千葉方面では今週は月・水が雨で、花散らしの雨となりそうです。週末も皐月賞が行われる14日(日)の降水確率が記事寄稿時点で40%となっており、雨の中での開催も十分有り得そうです。

中山競馬は今週末が最終週ということもあり、やはり皐月賞当日の「馬場状態」が気になるところです。先週の中山の馬場の傾向を見てみますと、意外にそこまで荒れてはおらず、むしろ前残り馬場で高速化しているという印象です。

今週の雨で馬場が変わるなら、予想も変わってくるでしょう。ということで、今回は重たい馬場になった際に狙ってみたい馬を3頭ピックアップしてみました。

メイショウテンゲン(牡3、池添兼雄厩舎)

雨で重馬場となった前走の弥生賞を外から追い込んで快勝。4コーナーで前に取り付き、外から長く脚を使っての勝利でした。父ディープインパクト、母メイショウベルーガという血統で、母のメイショウベルーガは重馬場も苦にしなかったタイプです。その血統はしっかりと引き継いでいるようで、弥生賞ではそれを証明してくれました。今回も重たくなるなら引き続き警戒は必要です。

ヴェロックス(牡3、中内田充厩舎)

前走は稍重の若葉Sを上がり最速35秒1で快勝。重馬場適性の高さはまだはっきりはしませんが、稍重でもメンバー上がり最速をマークしたのはプラス材料。また、父ジャスタウェイは不良馬場の2014年安田記念を制しており、母の父モンズーンも重や不良での好走実績がいくつもあります。力の要る馬場をこなせる血統的な下地はあるので、切れる脚ではなく良い脚を長く使うタイプということからも、道悪巧者である可能性はあります。

シュヴァルツリーゼ(牡3、堀宣行厩舎)

前走は雨で重馬場の弥生賞を後方から上がり最速で追い込んで2着。この馬は走法がかなり独特で、「脚を高く上げて」、前足で「搔き込むような」走り方が特徴的です。重馬場は得意なイメージのないハーツクライ産駒ですが、母ソベラニアは独オークスで2着、その母の兄姉は独ダービー、独オークスをそれぞれ制しており、弟も独ダービー馬という血統で、母父モンズーンは不良、重でもG1で1着とっている馬です。まだ幼く未知な部分も多いですが、走法的にも、血統的にもこなせそうな気配はあります。

エアレーションやエクイターフの導入で近年の皐月賞は比較的時計の速い馬場コンディションで行われることが多いですが、果たして今年はどうなのか?道悪適性の高い馬を把握しつつ、当日の馬場を見極めたいと思います。