【プリンシパルS2016予想】地力強化プランスシャルマンが決める！

日本ダービーへの最終切符と言われるプリンシパルＳ。とはいえ、他のトライアルと大きく違うのが、優先出走権の付与が「１着馬」のみだけということ。今回のメンバーの中では唯一ＯＰ勝ちがあるマイネルラフレシアを除けば、すべて本賞金が400万か900万。もちろん、各陣営ともここが目一杯であるはずはないところですが、勝たなくては意味がないことも事実。馬券を買う側としても、非常に難しい一戦となりそうです。

この混戦を両断してくれるだろうとの期待がプランスシャルマン（牡　斎藤誠厩舎）です。前走のスプリングＳでは0.3秒差４着でしたが、最後の直線では逃げるマイネルハニーを坂下では一旦捉えるかの脚を見せる好内容。積極的に動く機動力を生かした競馬、脚質に幅が出たという点では非常に収穫の多い一戦だったと言えるでしょう。

ジャングルポケット産駒らしく広いコース向きで、東京芝1800でデビューして２着。初勝利が新潟芝外1800で、今回と同じ舞台で行われた百日草特別を快勝。コース適性の高さを疑いようがなく、中山だった前３走からは大きく条件が好転します。一戦ごとの地力強化とコース適性の高さが上手く噛み合うようなら、自ずと結果はついてくるはずです。

ちなみにこのレース。残念ながらデータ的には本番には直結しない傾向ですが、過去の勝ち馬を見るとルーラーシップ、スピルバーグと２頭のＧＩ馬に加えて、昨年の勝ち馬が今年の大阪杯を快勝したアンビシャス。素質を先物買いという側面もあり、隠れた好素質馬を探す楽しみもあると言えそうです。