【マーメイド2019予想】ハンデ恩恵があるダンサール、得意の舞台で重賞初Vへ

牝馬限定の名物ハンデ重賞「マーメイドステークス」が行われます。とにかく荒れる印象のあるレースで、過去10年を見ても3連単の配当は10回中7回も10万馬券以上と一筋縄ではいかない難解なレースと言えます。

そんな難解レース、マーメイドステークスで注目しているのは4歳牝馬ダンサールです。ダンサールは、前走の鹿野山特別(1000万下)を勝ったばかりの3勝クラス(1600万下)です。

出走頭数16頭のうち、12頭は3勝クラスまたはオープン馬です。前走クラスだけを見れば格下の馬となりますが、素質は重賞級と見ております。

ダンサールは3歳秋に重賞初挑戦となる秋華賞に出走。結果は13着に終わりましたが、18頭立ての18番枠で、道中も外々を通らされて十分に力を発揮できずという内容でした。ただ、名馬アーモンドアイや、当時牝馬クラシック戦線で大活躍していたラッキーライラック、重賞2勝のカンタービレといった強者が揃った中で7番人気に推されており、ある程度素質は評価されていた馬です。

クラシックG1路線はおろか、トライアルにも出走したことがなかったダンサールでしたが、秋華賞の前走の500万下(阪神・芝2000m)で5馬身差の快勝を果たし、次走に期待を抱く勝ちっぷりを披露しました。

結果、秋華賞は結果を残せませんでしたが、今回のマーメイドステークスは5馬身差で快勝した500万下と同じ阪神2000mが舞台ですから、現状は格上の相手であっても素質を開花させるには最適な条件とも言えます。当時の斤量は52kgでしたし、前走も54kgで斤量面においても魅力的があります。

ということで、ハンデ重賞のマーメイドステークスは、素質たっぷりのダンサールが得意な舞台と斤量のアドバンテージを活かし、好走してくれると予想します。