【夏至S予想2019】目立たぬ次男坊が存在感を見せ付けるか

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美浦・根本厩舎には所属騎手が3人おり、所属フリーでのエージェント全盛な時代ですが、昔ながらの従弟制度を大事に色濃く残している今どき珍しい厩舎と言えるかもしれません。

中でも話題は妹分の藤田菜七子騎手に集中してしまいがちですが、長男・丸山騎手も今年は有力馬への依頼も増えてきており、スティッフェリオでの宝塚記念参戦も予定されています。

藤田騎手も今年は順調に勝ち星を重ねてきており、コパノキッキングといった重賞でも戦える相棒を得たことで重賞初勝利も狙える位置には来ているのではないでしょうか。

そんな中、次男・野中騎手もアイルランドに武者修行に出るなどコツコツと力を付けてきている印象です。個人的な印象では所属厩舎に限らず人気薄の穴馬をよく馬券に絡めてくる、腕前はあるのに人気のついてこないタイプの騎手というイメージがあります。

そんな野中騎手が自厩舎の期待馬での参戦を予定されているのが今週日曜東京の準メインレース・夏至ステークスのサザンヴィグラスです。

道営で5勝をあげてから中央に移籍して4戦を経ていますが、徐々に着順を上げてきており、前走では野中騎手が騎乗して11番人気の低評価を覆して2着と、そろそろこのクラスの卒業が近いと思われる活躍をしました。

過去5年の勝ち馬にはカフジテイク、ナムラミラクルといった後に重賞でも人気の一角を担うまでに成長した馬たちもいるレースです。自厩舎の所属馬とはいえいつ乗り替わりがおきても責められる立場にはないため、有力馬でチャンスがもらえているうちにぜひ結果につなげていきたいところ。再度の騎乗依頼の期待に応えられるかどうか、ぜひご注目ください。