JRA賞年度代表馬リスグラシュー、最初の種付けはモーリス
昨年の年度代表馬リスグラシューが引退、繁殖入りしましたが、種付けの候補として同じキャロット所有のレイデオロを含め様々な種牡馬が挙がっていましたが、最終的に選ばれたのはモーリスで、先月24日に種付けされていたことがわかりました。
初仔は小柄になりやすいイメージがあるため、大型馬を期待しての配合かもしれませんが、オーストラリアでG1を制したリスグラシューと香港でG1を制したモーリスの配合は、先々国内のみならず世界でも話題を呼びそうなカップリングと言えそうです。
リスグラシューの父がハーツクライということでサンデー系はつけにくく、今年は海外から大物がスタッドインしてきたためそちらの選択肢ももちろんあった中でのモーリスとなりました。モーリスが関東、リスグラシューが関西の出身ということもあり、産駒の誕生後は預託先の厩舎にも注目が集まります。
ディープインパクト、キングカメハメハの2大種牡馬を亡くした日本の馬産界において、今後また輸入種牡馬が覇権を握る可能性もある中でモーリスが選ばれたというのはエールの意味も込められているのかも知れません。
母父ハーツクライからは未だG1馬が出ていませんが、モーリス、リスグラシューともに2歳デビュー戦から人気を背負い一定の成績を残しつつも、古馬になってから本格化してきた競走馬でした。
まだ種付け段階であり随分先の話にはなりますが、早期からの活躍も期待してまずは無事に受胎、出産まで応援していきたいですね。