【皐月賞2020予想】自在性と成長力が魅力のビターエンダー、好勝負必至

今週はいよいよ牡馬クラシック第一弾「皐月賞」が開催。今年は2頭の無敗G1馬対決、コントレイルとサリオスの対決が注目を集めておりますが、いずれも休養明け今年初戦ということで、他馬にも十分チャンスはありそうです。

他には、弥生賞を勝ったサトノフラッグ、スプリングSを勝ったガロアクリーク、ホープフルSとスプリングSで2着だったヴェルトライゼンデ、京成杯を勝って2戦2勝のクリスタルブラック、すみれステークスを勝って3戦3勝のレクセランス、共同通信杯を勝ったダーリントンホールなど、トライアルを勝った馬や重賞の活躍馬など、好メンバーが揃いました。

そんな中で注目しているのはビターエンダーです。

前走の共同通信杯では2着に好走し、皐月賞に駒を進めてきた1勝馬です。前走は先行して途中から逃げる展開の中、最後はダーリントンホールとの追い比べとなり、クビ差の2着となりました。

3着馬は4馬身離しており、2頭の力が抜けていたことは証明した訳ですが、実績的に見れば今回は伏兵的な立場での参戦となりそうです。

2走前の京成杯では、勝ったクリスタルブラックから0.5秒差の4着。クリスタルブラックの追い込みが強烈過ぎて目立ちませんでしたが、少し追い出しを待ってから馬場のいい外を回っての差しという小回りの中山では理想的なレースを繰り広げる好内容でした。

直線で少し詰まった後、坂を上がってからも伸びてきた時の脚色はクリスタルブラックともひけはとらない伸びを見せてましたので、展開やコース取りなどで逆転は十分ある印象です。

前走は前々、2走前は差し、と自在な脚質でいい競馬を見せてくれている点は好材料で、経験の浅い若駒同士のレースでは大きなアドバンテージになるでしょう。

今回枠番は大外の18番と中山2000mと言う条件ではやや不利な枠ですが、先週の日曜日のメインレースでは内が荒れているように見え、外の馬が伸びていた印象もあります。また、週末は雨予報となっており先週よりも馬場が荒れてくればより外からの差しが有利な馬場になりそうです。

そうんなれば大外枠も大きな割り引き材料にはなりにくく、自在性の脚を最大限活かして馬場のいい外からの差しで好勝負を演じることができるでしょう。

ということで今年の皐月賞は、ビターエンダーが馬場と自在性を活かして好走してくれることに期待したいと思います。