第1回NHKマイルカップ勝ち馬タイキフォーチュン、27歳の今も元気

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先日行われたNHKマイルカップは、9番人気ラウダシオンが1番人気レシステンシアを差しきり、見事にリアルインパクト産駒の初G1制覇。更にディープインパクト後継種牡馬の産駒としても記念すべきG1勝ち馬第一号誕生となった記念すべきレースとなりました。

そんなNHKマイルカップですが、当初はクラシックに出走出来なかったマル外に対する大目標として創設された経緯もあるG1で、第一回の1番人気馬はその後秋華賞を制し、ジャパンカップでも善戦したマル外牝馬ファビラスラフイン。そして勝ち馬もマル外、シアトルダンサー産駒のタイキフォーチュンでした。

タイキフォーチュンは引退後浦河町のイーストスタッドで種牡馬デビューを果たしましたが、種付け数も伸びず5年で種牡馬を退き当て馬となり、イーストスタッドの裏方として長く働いてきました。現在はNPO法人引退馬協会が所有しており、里親となっている会員たちに支えられながら、新ひだか町の本桐牧場で余生を過ごしています。

今年で27歳と高齢ですがまだまだ元気ということで見学も可能なはずでしたが、現在は新型コロナウイルスの影響で残念ながら一時的に見学は中止となっています。それでも近況はTwitterを通じて伝えられており、牧場の生産馬についても発信されています。

引退してしまった競走馬の余生なども身近に感じられる時代になってきました。G1シーズンはまだまだ続きますが、ご自身のお気に入りの競走馬のその後なども探されてみてはいかがでしょうか。