【東京ジャンプS予想2020】成長力十分のハルキストンが昨年の雪辱を果たす!
春の東京競馬ラスト重賞は障害G3の「東京ジャンプステークス」が行われます。宝塚記念の資金稼ぎには最後のチャンスとも言え、ぜひとも当てたいレースです。昨年の勝馬シングンマイケルはここから連勝して暮れの中山大障害を制したように、障害界のJ・G1への登竜門的レースとなっているようです。
今年も、障害レースを6戦して全て馬券圏内に入っている実績No1のトラストをはじめ、オープン戦の勝利はないものの障害レース8戦全てで馬券圏内に入っているフォワードカフェや、3歳時には皐月賞に出走し障害に転じてから4戦3勝のケイティクレバー、4月に行われた中山グランドジャンプで5着と好走しているアズマタックン、そしてシングンマイケルと同じ父シングンオペラの仔で現在連勝中のシングンオフビートなど、障害界で秋の飛躍を狙う素質馬が出走してきました。
そんな中で注目しているのは、ハルキストンです。
ハルキストンはオープン戦3勝の5歳牡馬です。前走は平場で7着、前々走が9頭中8着と近走が振るわず、今回人気は落ちてきそうです。ただ、前々走は9頭中の8着とはいえ、勝った馬があのオジュウチョウサン、2着馬がシングンマイケルとかなりのハイレベルのレースでした。
3歳時に障害オープンで初めて勝った時の2着馬がシングンマイケルですし、3走前にオープンを勝った春麗ジャンプステークスでは、中山グランドジャンプで5着だったアズマタックンや今回も出走するスプリングボックスにも快勝してきています。これまで戦ってきた馬達のレベルを考えると、今回の出走馬の中ではかなり強い馬と戦ってきています。
また、昨年は東京ジャンプステークスで落馬中止となりましたが、13頭中4番人気と人気になっていたほどですし、その時が4歳で今年が5歳となれば、障害界で言えば成長力もまだまだ発揮できる年齢と言えるでしょう。その証拠に、馬体重を見てみると昨年が450kgなのに対して、5歳となった今年は、前走が466kgと16kg増でしたが、今年の4走の平均体重も約470kgと昨年比で+20kgと確実に成長していることがわかります。
平地では1勝しか勝てなかったのですが、3歳のうちにいち早く障害路線に転じて既にオープン3勝ですから、障害適性も高かったのでしょう。そんな馬が古馬となって成長してきたのですから、近走は度外視してもいいのかもしれません。昨年は東京ジャンプステークスに出走し落馬競争中止となってしまっていますが、成長している今年なら、好走して雪辱を果たす可能性は十分にあると思い応援したいと思っています。