【エリザベス女王杯2020予想】ノームコア、試行錯誤のローテーションが実を結ぶか

三冠牝馬のアーモンドアイ、デアリングタクトが不在の中で行われる女王決定戦が、今週日曜京都のメインレースに組まれているエリザベス女王杯です。

3歳勢ではオークスで善戦したウインマリリン、ウインマイティー、リアアメリア、そして秋華賞3着のソフトルートなどの登録がありますが、古馬G1を牝馬が占めているだけにデアリングタクト一強の世代がどこまで太刀打ちできるかというのも注目のレースとなります。

昨年の覇者ラッキーライラックが今年はルメール騎手とのコンビで参戦予定となり、デムーロ騎手は昨年のオークス以降勝ち星に恵まれないラヴズオンリーユーで、今年はひと叩きしての参戦ということでこちらも楽しみな一頭です。

古馬優勢という現状、注目したいのは昨年のヴィクトリアマイルをレコードでの勝利に加え、今年の札幌記念では牡馬相手にも引けを取らない走りを見せ勢いにのるノームコアです。

今年は高松宮記念から始動したものの重馬場や距離の短さが影響したか15着大敗の芳しくないスタートとなりました。その後はヴィクトリアマイル3着、安田記念4着と強豪相手に善戦を続け、前走の札幌記念でラッキーライラックを差し切り1着と、強い相手を破って価値ある復活を遂げました。

今年に入り1200mや牡馬相手の2000mなど試行錯誤を続けてきましたが、なんとか実を結び充実期に入ってきたと言えるのではないでしょうか。

G1ウィナー以外でもオールカマー勝利のセンテリュオの参戦など混戦模様となりそうなだけに単勝オッズは割れそうですが、馬場さえ悪化しなければ後方待機からの末脚炸裂が再度期待できるのではないでしょうか。