【京成杯2021予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
明け3歳の中距離重賞「京成杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
グラティアス(牡3、加藤征弘厩舎)
1/13(水)美浦・南W(やや重)5F67.5-4F51.6-3F38.7-1F12.8(馬なり)
美浦の南Wを2頭併せ。僚馬ロレンツォを2馬身追走し、コーナーは相手の後ろに入り、直線序盤で並びかけるとラストはグイッと伸びて抜け出し半馬身先着した。1週前はC.ルメール騎手を背に南Wで強めに追われて6F82.7-1F12.3をマークし、長めから負荷がかけられた。2週前も南Wで5F65秒半ばと負荷はかけられており、至って順調に調整メニューを消化してきた感がある。
タイソウ(牡3、西園正都厩舎)
1/13(水)栗東・坂路(良)4F53.6-4F38.8-3F25.0-1F12.3(馬なり)
栗東坂路を単走。テンをゆっくり入り、上がりを伸ばすしまい重点の内容。馬場の真ん中を大きなストライドで駆け上がり、ウッドチップをはじき飛ばす力強いフットワークでしっかりとした加速ラップを刻んだ。1週前はCWで6F80.6-1F12.2の好時計をマークし、かなり先に先行させた併せ馬2頭を一気にまくって最先着。体重の重たそうな助手を乗せ、とても届かなそうな位置から並ぶ間もなく抜き去り、ラスト1Fも12.2と時計的にも内容的にも申し分ない追い切りを消化した。馬自らの前進気勢が高く、状態の良さが窺える。
プラチナトレジャー(牡3、国枝栄厩舎)
1/13(水)美浦・南W(良)5F65.7-4F51.3-3F38.3-1F12.8(一杯)
美浦の南Wを単走。僚馬サクセションを7馬身も後ろに置き、4コーナーは外を回って直線は一気に突き抜け3馬身差先着した。鞭も入り一杯に追われ、最後までびっしり負荷がかけられた。1週前は美浦のダートで5F68秒前半をマークしており、3頭併せで併入。中間は南Wで入念に乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。叩き2戦目のここは上積みが見込めるデキに仕上がっているだろう。