【東海S予想2021】唯一の4歳馬デュードヴァン、左回り歓迎

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今週の中京競馬場で行われる重賞は、ダートG2東海ステークスです。フェブラリーステークスを目指す馬にとって来週行われる根岸ステークスと並んで重要なステップレースとなっています。

今年は、一昨年のフェブラリーステークスを勝ち、年末のチャンピオンズカップを2年連続3着のインティが断然の実績馬として出走してきました。ただ、他の馬もダート重賞の実績は見劣るものの、前走を勝って勢いのある白毛馬のハヤヤッコやダノンスプレンダー、タイキフェルベール、オーベルニュや、芝の重賞ウイナー、ムイトオブリガードが久々にダート戦に臨んでくるなど、なかなか面白いメンバーが揃ったようです。

そんなメンバーの中で注目しているのは、唯一の4歳馬デクラレーションオブウォー産駒のデュードヴァンです。

父デクラレーションオブウォーはアメリカ生まれの馬で、芝G1勝ちとダートG1・3着の実績があり、芝ダート不問の種牡馬として2019年から日本で種牡馬となりました。その産駒の中でもデュードヴァンは、唯一重賞2着があり今のところ稼ぎ頭のようですが、父の種牡馬成績を上げるためにもここで頑張らないといけないところでしょう。

その重賞2着は、ユニコーンステークスで5馬身離されたものでしたが、相手は3歳時に古馬相手の重賞シリウスステークスを快勝したカフェファラオですから、デュードヴァンも素質では古馬相手でもひけはとらないレベルはあるはずです。

実際古馬との対戦初戦となった武蔵野ステークスでは14着大敗も、前走師走ステークスでは今回もライバルとなるタイキフェルヴールと0.6秒差の5着でしたのでまずまずの競馬でした。その前走は右回りの中山競馬場ということで、過去に3勝している左回りとなる今回はさらに上積みがありそうです。

さらに、今回コンビを組む幸騎手は先週史上最速でJRA通算21000回騎乗を達成しています。あの武豊騎手の記録を大幅に超える大記録ですから、その記録を飾る意味でも今回の重賞騎乗はいつも以上に頑張ってくれることでしょう。

ということで、今年の東海ステークスは唯一の4歳馬素質はひけはとらないデュードヴァンが、大記録を達成した幸騎手とのコンビで結果を残し、フェブラリーステークスへ向かってくれることに期待して応援したいと思います。