【ニュージーランドT予想2021】多士済々の競走馬たちが集結する“本番に繋がらない”トライアル

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今週土曜の中山競馬のメインレースは、3着までにNHKマイルカップの優先出走権が与えられるトライアルレース・ニュージーランドTです。

フルゲート16頭に登録22頭と激戦区となっており、6頭が現状では除外対象となっています。

母にNHKマイルカップ2着馬のアルビアーノをもつアヴェラーレにはデビューから2戦コンビを組んでいるルメール騎手、新馬戦、アスター賞と連勝したもののその後は人気を下回る競馬が続いているドゥラモンドは横山武史騎手との新コンビとなり、ドゥラメンテ産駒の重賞初勝利なるかも注目となっています。

ほかにも、皐月賞を目指しても不思議ではないローテーションが組まれてきたタイムトゥヘヴンがマイル路線に切り替えてデムーロ騎手で参戦を予定しており、ダートで連勝中のワーズワースや牝馬からはシンザン記念、クイーンカップともに1番人気支持を受けたキングカメハメハ産駒のククナの登録もあり、面白いメンバーが揃いそうです。

過去10年のデータをみると、勝ち馬で本番を制しているのは2012年のカレンブラックヒルのみということもあり、最近では本番に直結しづらいトライアルレースとはなっていますが、2018年にカツジの2着に入ったケイアイノーテックが、後に藤岡佑介騎手とのコンビで本番を制しており、今年の1,2着馬が本番でもいい走りができるのかどうかも併せて見ていきたいレースです。

また、外国人騎手鬼門ともいえるレースとなっており、2017年のジョーストリクトリで勝利したシュタルケ騎手以降は、3着以内に外国人騎手が入っておらず、アヴェラーレ、タイムトゥヘヴンにそれぞれ騎乗するルメール騎手、デムーロ騎手の手綱捌きも注目です。

そして今回の登録メンバーの中で、実績の割りに人気が上がってこない穴馬として推奨しておきたいのが、マツリダゴッホ産駒のワザモノです。

黛騎手が引き続き騎乗予定となっており、3戦目のひいらぎ賞では、弥生賞でも2着に入った素質馬・シュネルマイスター相手に2着と健闘しています。

重賞キャリアはシンザン記念8着と、G2では壁が厚いようにも思えますが、今回は1勝クラス勝利後の参戦となるだけに当時より勢いがある点も魅力ですね。