【シュウジ】馬名に困ったら人名をつけるとよい？

今年の2歳馬に先日小倉2歳ステークスを制したシュウジという馬がいます。ちなみに馬主さんの名前は安原浩司さんで、馬主さんの名前から取っているわけではなく、馬名の由来は故・寺山修司さんからだそうです。今年の2歳が最後の世代になる栗東・橋口厩舎所属です。

父キンシャサノキセキ、母カストリア、母の父キングマンボということで、同じ橋口厩舎所属だったツルマルレオンの半弟にあたります。

1400m⇒1600mと連勝中の馬を小倉2歳Sに使ったかは意図はわかりませんが、父を見るとスプリンターに思えますし、お兄さんのツルマルレオンも短距離馬だったので、そこまで妙なローテではなかったのかもしれません。

橋口調教師が九州出身、小倉競馬によく使う、ということもありそうですが、私が調教師だとしたら、距離を延ばして結果を出していることとひょっとしたらキンシャサノキセキでもクラシック路線いけるかもと考えて、札幌2歳Sに出していると思います。

主戦の小牧騎手が新潟記念のダコールに乗るため、今回は岩田騎手が騎乗。鞍上の違いか、初の1,200m出走からか、今回は先行こそしたもののこれまでのような逃げではありませんでした。逃げられなかったのか、差しでも勝てる余裕なのか、先々覚えておいて損はない1頭に間違いないです。

日本含め、人名がついて大成している馬は意外と多くいます。ちなみに日本で人名がついて結果を出している馬としては、美浦・藤沢厩舎所属のスピルバーグ。秋の天皇賞勝ち馬です。

そして世界を見渡すとジョージワシントンにガリレオと、そうそうたる名前が出てきますが、いずれもG1勝ち馬です。海外競馬はあまり見ないという競馬ファンの方でも、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

今後も人名がついた馬は、馬券検討の際に役立ちますので、ぜひ覚えておいてくださいね。