【注目新馬】エイシンヒカリ産駒エイシンヒテン、期待の自家生産馬デビュー

今年の新種牡馬ではドゥラメンテがメイクデビュー勝ち馬を輩出し幸先の良いスタートを切っていますが、まだまだ新馬戦は始まったばかりで、これから出てくる新種牡馬産駒の中に昨年のデアリングタクトのような掘り出し物が出てくる可能性も潜んでいます。

今回注目したいのは父、母ともに同じ冠の自家生産馬、栗東・渡辺厩舎の管理馬・エイシンヒテンです。父は海外G1で活躍した個性派逃げ馬エイシンヒカリ、母はエイシンサンバレー、母の両親も父エイシンワシントン、母エイシンサイレンスということで、栄進牧場としても愛着のあるだろう配合となっています。

エイシンサンバレーは関東オークス3着の実績があり、JRAでも芝・ダートともに勝利を挙げています。また半兄のエイシンユリシーズは兵庫ジュニアグランプリで3着と、ダート色のやや濃い母系と言えるかもしれません。

そんなエイシンヒテンのデビュー戦に選ばれたのは今週日曜に組まれているメイクデビュー阪神の芝1600mで、鞍上には川又騎手を予定しています。

渡辺厩舎といえば昨年の牝馬クラシックを沸かせたシゲルピンクダイヤがおり、人気薄の牝馬では警戒しておきた厩舎の一つです。他馬の動向を見ると、ハーツクライ産駒サトノアイやキズナ産駒ヴィゴーレ、同じく新種牡馬リオンディーズ産駒のエルシノアなどが参戦を予定しています。

父エイシンヒカリ、母父エイシンワシントンともに現役時代は生粋の逃げ馬としてファンを魅了した馬ということで、エイシンヒテンがどのような走りを見せるのか。いよいよエイシンヒカリ産駒の中央デビューを飾る今回、人気は集まらないかもしれませんが、応援したい1頭ですね。