【目黒記念2024予想】距離延長がプラスのバラジ、激走の期待十分!
ダービーの余韻が冷めやらぬ東京競馬の12Rは、伝統のハンデキャップ重賞「目黒記念」が開催。
今年は重賞馬3頭を中心に13頭が出走。ハンデはトップハンデがヒートオンビートの59kg、最軽量はシークレットランとナイトインロンドンの52kgと7kg差もあるメンバー構成となっている。
そんな中で注目しているのは、5歳セン馬、ヴァンセンヌ産駒のバラジだ。前走は先週行われたメイステークスに出走し、13着に大敗。オープンの13着馬がハンデ戦とは言え連闘でG2はさすがに厳しい条件に思えるが、昨年は今年と同じ56kgを背負って0秒4差の6着なら期待は出来る。
血統面を見ると、父はマイル路線で活躍したヴァンセンヌ。今年4月に行われた中山グランドジャンプでは、ヴァンセンヌ産駒のイロゴトシが2年連続で勝利しており、スタミナについても期待してよさそうだ。バラジ自身もこれまでの4勝は全て2000m以上を走っており、2400mの実績も【1-1-1-1】と安定している。現状の実力を示したのは昨年のメトロポリタンS・6着、目黒記念・6着で、力を出し切ったレースをしている。やはり距離を伸ばして良さが出ており、適性は長めの方が合うと見てよいだろう。この秋は1800~2000mを走ってきており、前走の1800mからの距離延長はプラスに働くはずだ。
また、前走は初コンビの永野猛蔵騎手で手が合わなかった印象もあり、1戦1勝の丹内祐次騎手へ戻るのは心強い。春の福島リーディングも取った騎手ということで、プラスの乗り替わりと判断したい。
今年も変わらず56kgでメンバーレベルも全体的に低下。距離もより力を発揮しやすい長い距離となれば、上位争いも視野に入ると見て有力視したい。