【ホープフルステークス予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

2歳王者を決めるG1「ホープフルステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ガストリック(牡2、上原博之厩舎)

12/21(水)美浦・南W(良)6F84.3-5F68.3-4F53.3-3F38.1-1F11.7(馬なり)

三浦皇成騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬イデアテッシンを追走し、道中は折り合いに専念。大きく追走した相手との差は直線を向いた時点でもかなりありましたが、軽く促されるとラスト1F11秒7の脚で一気に差を詰めてゴール前で交わして先着。道中はフットワークはリズム良く、直線もギアが入ってからの伸びは抜群でした。1週前も三浦騎手を背に南Wで2頭併せを行い、6F83.5-1F11.8をマークし、直線もほとんど鞍上は動かない馬なりのまま併走馬を楽に突き放す好内容の追い切りを消化しました。2週前、1週前、最終と三浦騎手も付きっきりで追い切りに騎乗しており、騎手もG1初制覇に向けて意欲を示しています。人馬ともに臨戦態勢は整っていると見て良いでしょう。

ファントムシーフ(牡2、西村真幸厩舎)

12/21(水)栗東・CW(良)6F87.4-5F71.7-4F55.7-3F39.0-1F11.1(馬なり)

福永祐一騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。2歳1勝クラスの僚馬プロトポロスを追走し、4コーナーは外を大きく回って差を詰めると、直線は並ぶ間もなく一気に交わしてラスト1Fは11秒1の切れ味で4馬身半突き放して先着しました。1週前はCWコースで3頭併せを行い、ムチも入って一杯に追われ、7F95.8-1F11.7をマーク。外から1頭を交わしてもう1頭には半馬身届きませんでしたが、しっかりと負荷がかけられてスイッチが入った模様。最終追いではその効果もあってか楽な手応えのまま相手を突き放すパフォーマンスを披露しました。手前替えもスムーズで、ラストの切れ味も抜群。デキに関しては文句なしでしょう。

キングズレイン(牡2、手塚貴久厩舎)

12/21(水)美浦・南W(良)5F68.9-4F53.7-3F39.2-1F12.0(馬なり)

美浦の南Wで単走。序盤ゆったりと入ってしまい重点に追われる内容で、直線軽く促されるとラスト1Fは12秒0をマーク。先週しっかり追われて負荷がかけられているので、最終は調整程度で問題ないでしょう。その1週前は南Wで2頭併せを行い、一杯に追われて6F84.0-1F11.6をマークし、内の併せ馬にクビ差先着。飛ぶような大きいフットワークなのでタイトなコーナーの立ち回りはどうかという懸念がありましたが、先週しっかり追われたことで最終は四肢のさばきに素軽さも出てきた印象。適性についてはまだ未知な部分もありますが、素質の高さは確かで、状態面についても万全と見て良さそうです。