【ジャパンカップ予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

記事「【ジャパンカップ予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?」のサムネイル画像

日本競馬最大級のビッグレース「ジャパンC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ヴェラアズール(牡5、渡辺薫彦厩舎)

11/23(水)栗東・CW(良)6F81.8-5F66.7-4F51.8-3F36.5-1F11.3(馬なり)

栗東CWコースで単走。前半はゆっくりと折り合いに専念して進めしまい重点に伸びる内容。手応えよく直線を迎えて仕掛けられると、ラスト2Fを11秒6-11秒3の好ラップでまとめてゴール。雨が降って重い馬場でしたが、自慢の瞬発力をしっかり発揮してくれました。負荷のかかる追い切りは1週前に消化しているので当週は調整程度で問題なし。その1週前は松山弘平騎手を背にCWコースを単走で追われると、6F79.9-1F11.4と絶好の時計をマークしてゴール。テンから速いラップを刻みながらラストもしっかりと伸びており、500kgを超える馬格ながら素軽いフットワークで伸びました。持ち前の切れ味はしっかり発揮できる状態に仕上がっていると見て問題ないでしょう。

ヴェルトライゼンデ(牡5、池江泰寿厩舎)

11/23(水)栗東・坂路(良)4F52.5-3F38.1-2F24.7-1F12.2(強め)

栗東坂路で単走。しまい重点に追われるとブレのないフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12秒5-12秒2の好ラップを刻んでゴール。序盤は頭がやや右に向いていましたが、追われるとしっかり体の中心を向いて力の伝わる走りができていました。1週前はD.レーン騎手を背に坂路で2頭併せを行い、4F51.1-1F12.0の好時計をマークして一杯に追われた古馬3勝のアステロイドベルトを楽に交わして1馬身先着。普段から追い切りではよく動いてくれる馬ですが、2週前にも坂路で4F50.6-1F12.1の好時計をマークしており、ここへきて坂路の自己ベストを更新してきました。2週連続で坂路の自己ベストを更新してきた鳴尾記念の時と同様、状態面は絶好と見てよいでしょう。今回はオールカマーを使った上積みも見込めそうで、高い上昇度を持ってレースに臨めそうです。

ボッケリーニ(牡6、池江泰寿厩舎)

11/23(水)栗東・CW(良)6F85.2-5F68.9-4F53.2-3F37.5-1F11.3(馬なり)

浜中俊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬コバルトブルーを追走し、道中は折り合いに専念。4コーナーで詰めて馬を捉えると、ラスト1F11秒3という鋭い脚で伸び、猛追する相手を1馬身おさえて先着しました。1週前はCWで3頭併せを行い、長めにやってしまいも強めに追われて7F97.9-1F11.5をマーク。一杯に追われた古馬オープンのシルヴァーソニックに1馬身遅れるかたちにはなりましたが、もともと調教ではあまり動かないタイプなので1週前の時点では普段通りという見解でした。しかし先週長めにハードに追われた効果もあってか、最終追いでは反応・伸びがいずれも良化。緩さも解消され、万全の態勢を整えました。