【ドバイシーマクラシック2021】クロノジェネシスやラヴズオンリーユーなど出走予定馬を考察

いよいよドバイデーが今週末に迫ってきました。これまで延べ20頭の日本調教馬が遠征し、3勝、2着3回、3着2回を記録。初優勝は2001年のステイゴールドで、以降は日本馬の勝ち星はありません。今年は久々に日本馬の勝利となるのか?今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

クロノジェネシス(牝5、斉藤崇史厩舎)

昨年宝塚記念と有馬記念を制したG1・3勝のクロノジェネシス。引き続き北村友一騎手と世界の舞台へ向かいます。前走の有馬記念では息の長い末脚で強豪ライバル達をねじ伏せ、春秋のグランプリを同一年に制覇。史上11頭目の快挙を達成し、日本を代表する1頭となりました。海外は今回が初となりますが、牡馬より牝馬のほうが環境の変化に強いということもありますし、重たい馬場と言われるメイダン競馬場も同馬と合いそうです。18日に現地入りしてからも順調に調整は進められている模様。春秋グランプリホースから、世界のG1ホースとなるかに注目です。

ラヴズオンリーユー(牝5、矢作芳人厩舎)

前走の京都記念で久々の勝利を挙げ、復活を果たしたラヴズオンリーユー。今回はO.マーフィー騎手との新コンビで、2つ目のG1タイトルを狙います。海外は今回が初となりますが、オークスを好時計で勝っているだけに良馬場で時計の出る馬場なら問題なさそうです。ドバイ当日の馬場状態がどうなるかはまだ不明ですが、前残りの馬場ならアドバンテージを取れそうです。全兄リアルスティールはドバイ・ターフを快勝しており、兄妹ドバイG1制覇となるかに注目です。

モーグル(牡4、A.オブライエン厩舎)

昨年の香港ヴァーズとパリ大賞の覇者・モーグル。ドバイは今回初となりますが、各国の好走実績があり、遠征を苦にしない強みがあります。クラシックディスタンスでの実績が豊富な点も魅力で、馬場は違えどパリ大賞を58.5キロを背負って速い時計で勝っている点も好材料。脚質的に後ろからの馬なので展開次第となりますが、良馬場でフラットなコースが得意ならメイダン競馬場は相性が良さそうです。