【紫苑S予想2021】牝馬三冠トライアルの初戦!ファインルージュやエクランドールなど出走予定馬を考察

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中山の土曜メインは秋の牝馬三冠トライアルの初戦となる「紫苑ステークス」です。2016年に重賞に格上げされてから今年で第6回目と歴はまだ浅いですが、3着までに秋華賞の優先出走権が与えられる重要な一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

ファインルージュ(牝3、岩戸孝樹厩舎)

今年のフェアリーSを制し、重賞初挑戦にして初制覇を果たしたファインルージュ。続く桜花賞でも3着に好走し、実績は上位の存在です。前走のオークスは11着に大敗しましたが、4コーナーで手応えが無くなっていることから距離が長すぎた可能性は高そうです。2000mは初となりますが、距離短縮はプラス。能力は十分高い馬なので、2000mでもマイル戦のような走りが出来るかどうかだけでしょう。

エクランドール(牝3、手塚貴久厩舎)

前走東京芝2000mで行われた1勝クラスを快勝したエクランドール。新馬戦は上がり最速33秒1の脚で差し切り、前走も2位の33秒8で快勝。2018年の菊花賞馬で2019と20年の天皇賞・春を連覇したフィエールマンの全妹で、兄同様に中距離路線で末脚の速さとキレを見せています。鞍上は新馬戦から手綱を握るC.ルメール騎手ということで人気を集める1頭となりそうです。秋のG1戦線へ弾みを付けられるかに注目です。

ホウオウイクセル(牝3、高柳瑞樹厩舎)

今年のフラワーCを制し、重賞初制覇を果たしたホウオウイクセル。続く桜花賞では本来よりも後方の競馬となり、9着敗退。予定していたオークスは態勢が整わずに回避となり、今回は仕切り直しの一戦となります。ストライドが大きくスタミナもありそうな血統で、実際1800m以上は2戦2勝と好成績。距離延長がプラスのここは巻き返し十分です。