【チューリップ賞2021予想】3歳牝馬クラシック戦線の主役候補集結！メイケイエールやテンハッピーローズなど出走予定馬を考察

今週は牝馬クラシックの第一弾となる桜花賞へ直結する一戦「チューリップ賞」です。昔からクラシックの有力馬が集結するレースで、2018年にG2へ昇格したことで、いっそう注目度の高い一戦となりました。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

メイケイエール（牝3、武英智厩舎）

昨年小倉2歳SとファンタジーSを連勝した、重賞2勝の実績が光るメイケイエール。前走の阪神JFは大外枠スタートから前2走同様に引っ掛かってしまい、徐々にポジションを上げるも4着までという結果でした。ただ、コースどりの差を考えれば善戦した内容と言えるでしょう。初のマイルが堪えたのと、折り合いがつかなくてロスがあったぶん最後は甘くなってしまったかたちで、折り合いが課題になりそうです。距離も課題の一つとなりそうですが、多少距離が長くても今年のメンバーなら能力自体は一枚上でしょう。

テンハッピーローズ（牝3、高柳大輔厩舎）

昨年秋初戦のアルテミスS・3着のテンハッピーローズ。今年初戦のフェアリーSでは後方からジワジワと脚を伸ばして4着と、善戦するも賞金を加算できず、ここは何とか権利を獲って桜花賞へ向かいたいところです。前走は序盤からかなり行きたがる素振りを見せており、この馬も気性面が課題となりそうです。3走前のサフラン賞やアルテミスSのように馬群で脚をためる競馬の方が合いそうで、直線の長い外回りの阪神コースなら良い競馬ができそうです。

エリザベスタワー（牝3、高野友和厩舎）

前走のエルフィンSは圧倒的な1番人気に推されるも、9着に大敗したエリザベスタワー。レースでは出遅れて後方からの競馬となり、道中も口向きの悪さを見せるなど、若さが目立つレースぶりでした。ノーステッキで快勝した阪神マイルと同じ舞台に戻し、また、馬具も新馬戦と同じトライアビットに戻して臨むここは、一変する可能性もありそうです。本来の力を出し切れれば、ここでも間違いなく通用する1頭でしょう。