【ニュージーランドT予想2019】ミッキーブラック、マイル路線で花開くか?

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若駒の厩舎による期待を図る上で一つの目安となるのがデビューから使われている距離設定があります。デビュー戦が1800m以上であればクラシックを目指したいのだろうか、マイル以下であればNHKマイルカップかな、など牡馬と牝馬で事情もことなるところもありますが、素人目からでも推察できることはあります。

しかしながら敷かれたレール通りにことが進まないのは競馬もまた然り。今回はクラシック路線に乗るかに思われたミッキーブラックが初めて挑むマイル戦ニュージーランドトロフィーを取り上げたいと思います。

収得賞金1200万円は結果的には登録していれば出走馬決定順で18番目となりギリギリ皐月賞へも出走が可能でしたが、ここ3戦で2000mの芝を使い結果が出ていなかったこともあってか目先を変えてきました。鞍上は今年もウインブライトを筆頭に、特に3月の中山競馬場では目立つ活躍を見せてくれた松岡正海騎手が初騎乗となります。

デビュー戦で芝1800mを選択し、続く芝2000mの芙蓉ステークスと2連勝を飾ったことからも目標としてクラシックに重きを置いていたことはわかりますが、その後の京都2歳ステークス、ホープフルステークス、さして皐月賞トライアルの若葉ステークスと芝2000mに特化したローテーションを組んだものの結果はついてきませんでした。

過去10年のこのレースの勝ち馬のなかでは唯一の出世頭と言えるのがカレンブラックヒルと言えますが、昨年は2着馬のケイアイノーテックがここをステップにして、藤岡佑介騎手にとって初中央G1のタイトルをプレゼントしましたが、今年のメンバーはどうなるでしょう。

同じく初めてマイルに参戦となるアガラスも同じブラックタイド産駒同士となりますが、ルメール騎手騎乗ということでどちらも人気を背負うことになりそうです。路線変更によりこれまでとは戦ってきた相手が異なりますが新境地を松岡騎手と共に見せてもらいたいですね。