【セントライト記念2021】ルペルカーリア、父母ともに未知数の距離への挑戦切符獲得なるか?

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皐月賞馬でダービー2着のエフフォーリアが秋の天皇賞参戦を表明していることもあり、最後の一冠がダービー馬のシャフリヤール中心に回るのかどうかも注目が集まる菊花賞。その菊花賞トライアル第一弾となるセントライト記念が祝日月曜中山メインレースに組まれています。

実績馬ではスプリングS 2着の実績があり中山コースでの巻き返しをはかるアサマノイタズラ、2歳G1のホープフルS 2着以降長期休養を余儀なくされてしまったオーソクレースあたりが挙げられるでしょうが、いずれも春のクラシック戦線で結果を残せなかった馬たちということもあり、新興勢力の台頭も視野に入れつつ馬券検討をする必要がありそうです。

過去10年のデータでは2015年の勝ち馬キタサンブラックが菊花賞制覇を成し遂げてはいるもののその他の勝ち馬は本番で結果を残せておらず、なかなか菊花賞直結とは行かない同レースですが、今回は血統面から考えると人気薄と言えそうなルペルカーリアに注目してみたいと思います。

母は大物輩出が続いているシーザリオ、父には遅咲きながら香港G1も制したモーリスを持つ血統背景で、栗東・友道厩舎の管理馬です。

相手関係を考えての参戦か、はたまた左回りコースとなる神戸新聞杯を嫌っての参戦かは陣営の判断ですが、あえての関東遠征でセントライト記念へ挑んできました。

母の主戦でもあった福永騎手を確保しており、京都新聞杯2着以来の久々の競馬となりますが、父同様ゆるやかな成長曲線を描いている印象もある戦績だけに、長期休養明けこそ狙い目といえそうです。

父・母ともに全くの未知数といえる距離3000mに挑むには、現状の収得賞金1500万円は心もとないラインだけに、最低でも3着以内、先々を考えると2着以内での賞金加算は狙いたいところで、良血らしい走りが開花するかどうか、楽しみな一戦となりそうです。