【チューリップ賞2018予想】10頭立てでスロー必至か、直線勝負でヤマを張れるウインラナキラにチャンス到来!

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今年からG2となったチューリップ賞。牝馬クラシックの第一弾桜花賞と直結するレースなだけに楽しみにしていたところがたったの10頭立てとなりました。

いくら3戦3勝の阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したラッキーライラックが出走するとはいえ、10頭の少頭数とは寂しいかぎりです。とは言え、10頭中3頭、実に3割の確率で桜花賞への優先出走権が得られるのですから、出走してきた馬にとってはまあいい特典になったと言えるでしょう。

中心となるのは、やはり阪神ジュベナイルフィリーズの勝馬のラッキーライラックに、同レースで2着となったリリーノーブル、3着だったマウレアの3頭でしょう。しかし、今回私が注目しているのはキングカメハメハ産駒のウインラナキラです。

ウインラナキラは、前走2000mのオープン戦若駒ステークスで7着に敗退。前走が2000mということで1600mへの適応がポイントとなるのですが、そこは全く問題ないでしょう。その理由は、2走前の未勝利を勝ったレースのレースっぷりにあります。未勝利戦も2000mでしたが、今回のチューリップ賞の舞台と同じ阪神競馬場で行われました。16頭立てでほぼ最後方から内々を追走して、直線に向いてから強引に大外に出してから直線のみで差し切るという内容でした。

ほぼ直線だけの競馬だったことから、距離は違えどスローの上り勝負的なレースで結果を出してきているのです。1600mでスローの競馬だった阪神ジュベナイルフィリーズの1~3着馬が出走してくる訳ですから、普通に考えればその3頭が強いと考えるでしょう。しかし、18頭立てのスローと今回の10頭立てのスローでは、同じスローでも全く違う競馬になります。同じ競馬場で同じ距離に加えてG1というレベルの高いレースではありますが、同じ結果となるとは限りません。むしろ、さらに遅いスローになった時、前々走を直線だけで差し切ったウインラナキラにとってはチャンス到来と言えるでしょう。

上位は確かに強いですが、今回は10頭立ての少頭数。後ろからの差し込みでヤマを張っていいレベルのウインラナキラで勝負をしたいと思います。