【朝日杯フューチュリティS予想2023】人気の盲点クリーンエア、激走の期待は十分

先週の2歳牝馬チャンピオン決定戦に続き、今週の日曜日は2歳牡馬チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティステークスが行われます。

2歳牡馬路線は暮れにホープフルステークスが行われるため有力馬が分散しがちに思われますが、一昨年は1着ドウデュース、2着セリフォス、3着ダノンスコーピオンといずれもその後G1を勝利することになる素質馬が勢ぞろいしています。後の大物が出てくる可能性も高いだけに、見逃せない一戦となります。

今年は抜けた実績馬は不在ですが、リアルインパクト産駒のクリーンエアに光るものを感じます。今年8月に新潟マイルで行われた新馬戦を勝利した後、新潟2歳ステークスで3着に好走。勝ち馬は先週の阪神ジュベナイリフィリーズを勝ったアスコリピチェーノで、ここと0秒3差の3着は評価できます。

京都マイルで行われた前走のデイリー杯2歳Sは8着と敗退しましたが、出負けた上に内の馬場があまりよくなかった中で最内枠を走ってと敗因は明確。関西遠征初戦という状況下で、タイムも遅く先行馬がそのまま押し切ったレースなので、前走の内容だけで評価を落とすのは早計でしょう。決め手は確かなので、前回大敗した分馬券的妙味も大きそうです。

操縦性も高く、ゴーサインにもすぐ反応できる差し馬タイプということで、初の阪神マイルもこなしてくれるでしょう。前走は遠征でも馬体を減らすことなく臨めており、秋2戦目となるここは上積みの期待も十分。上位人気に推されそうなところも信頼しきれない部分が多く、付け入る隙は十分にあります。

馬券的にも妙味たっぷりなクリーンエアは、絶対におさえておく必要があるでしょう。